あと‐べ【後方/脚辺】
《古くは「あとへ」》 1 (後方)後ろの方。「鉄柵よりは数尺ばかりも、—に立ち」〈竜渓・経国美談〉 2 寝るときの足の方。「頭辺(まくら)に匍匐(はらば)ひ、—に匍匐ひ」〈神代紀・上〉
こう‐ほう【後方】
1 うしろのほう。⇔前方。 2 軍隊で、作戦を支援する補給・輸送・整備などの機能の総称。兵站(へいたん)。→正面装備
こうほう‐いっち【後方一致】
文字列を検索する手法の一。末尾が検索語に一致する文字列を探すこと。また、任意の二つの文字列を比較する際、文字列の最後の部分が一致すること。「あいうえお」と「あああえお」の場合、最後の二文字「えお...
こうほう‐きんむ【後方勤務】
1 第一線の現場から離れた勤務。 2 軍隊で、戦闘部隊を後方から支援する勤務。
こうほう‐ごかん【後方互換】
後発製品が先発製品と互換性をもつこと。ふつう、後発製品は先発製品よりも機能や性能で上位に位置づけられるため、上位互換の意味で使われることが多い。
こうほう‐さんらん【後方散乱】
粒子線や放射線が入射方向に対して90度以上の角度で散乱されること。散乱角は照射対象となる散乱体の内部構造を反映するため、化学分析などに用いられる。
こうほうさんらん‐エックスせんけんさそうち【後方散乱X線検査装置】
人や物に微弱なX線を照射して得られる後方散乱を測定することで、対象物を画像化する装置。空港などの保安検査で使用される。→ボディースキャナー
こうほうさんらん‐ほう【後方散乱法】
後方散乱を利用した化学分析。低エネルギーのイオン粒子線を対象物に照射し、対象物を構成する原子の組成を分析すること。
こうほう‐らんきりゅう【後方乱気流】
飛行機の後方に生じる乱気流。翼端から渦を巻くように発生し、揚力が大きいほど強くなる。ウエークタービュランス。
しり‐え【後方/後】
1 後ろのほう。後方。「万丈の山千仞(せんじん)の谷前に聳(そび)え—に支(さそ)う」〈鳥居忱・箱根八里〉 2 競技や物合わせをするときの右のほうの組。「上の女房、前—と装束(さうぞ)き分けたり...