ふたい‐じ【不退寺】
奈良市法蓮町にある真言律宗の寺。山号は、金竜山。正しくは不退転法輪寺。平城天皇の萱(かや)の御所を、承和14年(847)孫の在原業平が寺にしたという。在原寺。業平寺。
ふながた‐やま【船形山】
宮城・山形両県にまたがる山。標高1500メートル。山頂付近に火口湖の鏡ヶ池がある。名の由来は、宮城側から見た山稜が船を伏せた形に似ていることから。山形では御所(ごしょ)山とよばれる。
ふるい‐つ・く【震い付く】
[動カ五(四)] 1 感情をおさえることができないで、思わず抱きつく。「何時見てもあの女は、何だかこう水際立った、—・きたいような風をしている」〈芥川・好色〉 2 寒さや病気などのために身体がふ...
ふんゆ‐の‐きょ【枌楡の居】
上皇の御所。仙洞御所。「太上天皇の尊号をかうぶりて、—をしめき」〈古活字本保元・下〉
ぶんかぶんせい‐じだい【文化文政時代】
徳川11代将軍家斉(いえなり)治世下、特に文化・文政年間(1804〜1830)を中心とした時代。江戸を中心に町人文化が栄えた。化政時代。大御所時代。→化政文化
べんけい‐じょうし【弁慶上使】
浄瑠璃「御所桜堀川夜討」の三段目切(きり)の通称。義経の正室京の君の首受け取りの上使となった弁慶が、初めて会ったわが娘の信夫(しのぶ)を身代わりとする苦衷を描く。
ほう‐こ【蓬壺】
《形が壺(つぼ)に似ているところから》蓬莱山(ほうらいさん)の異称。
内裏や上皇の御所のたとえ。「治承の聖代—に赴き」〈明月記・承元二年〉
ほくめん‐の‐ぶし【北面の武士】
院の御所の北面に詰め、院中の警備にあたった武士。白河上皇の時に設置され、院直属の武力として重きをなした。北面の侍。
ほっけ‐じ【法華寺】
奈良市にある真言律宗の尼寺。天平年間(729〜749)光明皇后が父藤原不比等の邸宅を寺として、総国分寺の東大寺に対し、総国分尼寺として開いたもの。本堂は慶長6年(1601)豊臣秀頼の再建。本尊十...
ぼう‐たん【牡丹】
1 「ぼたん(牡丹)1」に同じ。《季 夏》「—やしろがねの猫こがねの蝶/蕪村」 2 「ぼたん(牡丹)3」に同じ。 3 御所の女中の小袖。練貫(ねりぬき)の地に、金銀の箔で模様を描くかまたは縫い取...