こう‐しん【孝心】
親孝行をしようとする心。
こう‐しん【恒心】
常に定まっていて変わらない正しい心。ぐらつかない心。→恒産なきものは恒心なし「国に定法なく、民に—なし」〈竜渓・経国美談〉
こう‐しん【抗心】
反抗しようとする心。また、張り合おうとする心。反抗心。
こうじょう‐しん【向上心】
現在の状態に満足せず、よりすぐれたもの、より高いものを目ざして努力する心。「—に欠ける」
こうとく‐しん【公徳心】
公徳を重んじて守ろうとする精神。「—の欠如」
こうみょう‐しん【功名心】
功名を強く求める心。「—にはやる」
虚仮(こけ)の一心(いっしん)
愚かな者がただその事だけに心を傾けてやりとげようとすること。
虚仮(こけ)も一心(いっしん)
愚かな者でも物事を一心にすれば、りっぱなことができるということ。
ここり【心】
「こころ」の上代東国方言という。「群玉のくるにくぎ鎖(さ)し固めとし妹(いも)が—は動(あよ)くなめかも」〈万・四三九〇〉 [補説]例歌の原文「去去里」の「里」は「ろ」の乙類の仮名にも用いるので...
こころ【心/こゝろ】
(心)《原題Kokoro》小泉八雲の著作。明治29年(1896)刊。副題は「日本の内面生活の暗示と影響」。 (こゝろ)夏目漱石の小説。大正3年(1914)発表。罪悪感や孤独感、人間憎悪の念が...