そめ‐がみ【染(め)紙】
1 種々の色に染めた紙。いろがみ。 2 《黄色や紺に染めた紙を用いたところから》仏教の経典をいう斎宮の忌み詞。染め草。「経、仏など忌みて、なかご、—など言ふなるもをかし」〈徒然・二四〉
たすき【襷/手繦】
1 和服の袖やたもとがじゃまにならないようにたくし上げるためのひも。背中で斜め十文字に交差させ両肩にまわして結ぶ。 2 一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長いひも。「次走者に...
たち‐すくみ【立ち竦み】
《「たちずくみ」とも》 1 立ったまま動けなくなること。「其処に—になった」〈森田草平・煤煙〉 2 「仏」をいう斎宮の忌み詞。「三宝の名をも正しく言はず。仏をば—」〈沙石集・一〉
たび‐どころ【旅所】
自宅を離れて宿る所。旅先の宿所。旅宿(りょしゅく)。「この大弐の土忌みに—にありけるを」〈浜松・三〉
だかつ‐し【蛇蝎視】
[名](スル)蛇やさそりを嫌うように、ひどく忌み嫌うこと。「舶来の文物を—する」
ち‐いみ【血忌(み)】
1 出産・月経を不浄として忌むこと。出産の場合は夫にも忌みが及ぶものとされる。赤不浄。 2 「血忌み日」の略。
ちくしょう‐ばら【畜生腹】
《犬・猫などの動物が、1回に2匹以上の子を産むところから》 1 女性が1回に二人以上の子供を産むことをののしっていった語。 2 双生児や三つ子などをいった語。また、男と女の双生児。前世で心中した...
ち‐ふじょう【血不浄】
出産のけがれ。また、その忌み。
つい‐さ・す【つい挿す】
[動サ四]《「つきさす」の音変化》ちょっと挿す。無造作に挿す。「物忌みなれば見ずとて、上に—・して置きたるを」〈枕・一三八〉
つう‐か【通家】
1 昔から親しく交わってきた家。つうけ。 2 姻戚関係にある家。また、その人。つうけ。 3 「通人」に同じ。「狸は—では忌みやすぜ」〈洒・妓情返夢解〉