おこたり【怠り】
1 なまけること。怠慢。「—なく励む」 2 怠慢から生じる過失。手落ち。「わが—にて流され給ふにしもあらず」〈大鏡・道隆〉 3 過失をわびること。謝罪。「泣く泣く—を言へど」〈堤・はいずみ〉
おこたり‐ぶみ【怠り文】
謝罪の手紙。わび状。怠状(たいじょう)。「—を書きてたてまつりてん」〈今昔・二八・三六〉
おこた・る【怠る】
[動ラ五(四)] 1 すべきことをしないでおく。なまける。また、気をゆるめる。油断する。「学業を—・る」「注意を—・る」 2 病気がよくなる。快方に向かう。「発作が、夏が来ると共に、漸く—・り出...
たい【怠】
[常用漢字] [音]タイ(漢) ダイ(呉) [訓]おこたる なまける だるい 心がたるんでなまける。「怠惰・怠慢/過怠・緩怠・勤怠・懈怠(けたい・かいたい)・倦怠(けんたい)」 [名のり]やす
たい‐がく【怠学】
学問をなまけること。学校へ行くのをなまけること。
たい‐ぎょう【怠業】
[名](スル)⇒サボタージュ
たい‐じょう【怠状】
[名](スル) 1 平安後期から鎌倉時代にかけて、罪人に提出させた謝罪状。過状。 2 自分の過失をわびる旨を書いて人に渡す文書。わび状。あやまり証文。「たちまちに名符(みゃうぶ)を書きて、文差に...
たい‐だ【怠惰】
[名・形動]なまけてだらしないこと。また、そのさま。「—な人」
たい‐のう【滞納/怠納】
[名](スル)納付する義務のある者が、定められた期間内に金銭や物品を納めないこと。「会費を—する」
たい‐まん【怠慢】
[名・形動]当然しなければならないことをしないこと。なまけて、おろそかにすること。また、そのさま。「—な行政」「職務—」