こいわすれぐさ【恋忘れ草】
北原亜以子の短編小説。江戸時代の女絵師が主人公。平成5年(1993)刊行。同年、第109回直木賞受賞。
こい‐わずらい【恋煩い/恋患い】
[名](スル)恋するあまりの悩みや気のふさぎ。恋のやまい。
こい‐わた・る【恋ひ渡る】
[動ラ四]長い年月のあいだ、恋い慕いつづける。「うつせみの人目を繁み石橋の間近き君に—・るかも」〈万・五九七〉
こい‐わ・ぶ【恋ひ侘ぶ】
[動バ上二]恋しさのあまり思い悩む。「—・びてなく音にまがふ浦波は思ふかたより風や吹くらむ」〈源・須磨〉
こ・う【恋う】
[動ワ五(ハ四)]特定の相手に心ひかれて、その人を思い慕う。また、特別な人物や場所などを強く慕う。恋する。「亡き妻を—・う」「故郷を—・う」「昔を—・う」 [動ハ上二]《本来は、時間的、空間...
こう‐らく【恋ふらく】
《「こ(恋)ふ」のク語法》恋をすること。恋い慕うこと。「かくしあらば何か植ゑけむ山吹の止む時もなく—思へば」〈万・一九〇七〉
こお・し【恋ほし】
[形シク]《「こひ(恋)し」の古形》「恋しい」に同じ。「梅の花今盛りなり百鳥(ももとり)の声の—・しき春来たるらし」〈万・八三四〉
れん【恋〔戀〕】
[常用漢字] [音]レン(呉)(漢) [訓]こう こい こいしい 〈レン〉 1 対象に強く引かれる。思いこがれる。「恋着・恋慕・恋恋/愛恋」 2 男女の愛。「恋愛・恋歌・恋情/失恋・邪恋・悲恋...
れん‐あい【恋愛】
[名](スル)特定の人に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。また、互いにそのような感情をもつこと。「熱烈に—する」「社内—」
れんあい‐けっこん【恋愛結婚】
恋愛から出発して結婚すること。見合い結婚に対していう。