けい‐れん【係恋】
深く思いをかけて恋い慕うこと。「—忘る能わざるの情を陳し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
けん‐れん【眷恋】
[名](スル) 恋い焦がれること。「貴君に—していますよ」〈二葉亭訳・片恋〉 [ト・タル][文][形動タリ]思い切れないさま。「否(いや)に決めようと思えば扨又(さてまた)—として棄つるに忍...
こい【恋】
1 特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。「—に落ちる」「—に破れる」 2 土地・植物・季節などに思いを寄せること。「明日香川川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき—...
こい【恋】
小池真理子の恋愛小説。学園紛争の時代を背景に、3人の男女の倒錯した愛の世界を描く。平成7年(1995)発表。同年、第114回直木賞受賞。
しじんのこい【詩人の恋】
《原題、(ドイツ)Dichterliebe》シューマン作曲の歌曲集。1840年作。ハイネの詩に基づく、16曲の小品からなる。
した‐ごい【下恋】
《「した」は心の意》心の中で恋い慕うこと。ひそかに恋しく思うこと。「—に思ひうらぶれ門に立ち」〈万・三九七八〉
しつ‐れん【失恋】
[名](スル)恋する思いが相手に通じなかったり、相手に拒絶されたりすること。
じゃ‐れん【邪恋】
人としての道に外れた恋。
そうふれん【相府蓮/想夫恋/想夫憐】
雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)で新楽の中曲。舞は古くに絶えた。古代中国の晋の大臣王倹が官邸の池に蓮(はす)を植えて愛したことを叙した曲という。日本では男を恋する女心の曲とされ、小督局(こごうの...
たくらみとこい【たくらみと恋】
《原題、(ドイツ)Kabale und Liebe》シラーの戯曲。5幕の悲劇。1784年初演。レッシングの「エミーリア=ガロッティ」の流れを汲む作品で、貴族の若者と市民階級の娘の恋愛が階級社会の...