はんにゃ【般若】
《(梵)prajñā; (パーリ)Paññāの音写》 1 仏語。悟りを得る智慧(ちえ)。真理を把握する智慧。 2 能面の一。2本の角、大きく裂けた口をもつ鬼女の面。女性の憤怒(ふんぬ)と嫉妬(し...
ひ‐がん【彼岸】
《(梵)pāramitāの訳「到彼岸」から》 1 仏語。生死の迷いを河・海にたとえた、その向こう岸。悟りの境地をいう。⇔此岸(しがん)。 2 「彼岸会(ひがんえ)」の略。《季 春》 3 雑節の一...
貧(ひん)は菩提(ぼだい)の種(たね)富(とみ)は輪廻(りんね)の絆(きずな)
貧乏すれば心に執着がないから悟りの境地に入りやすいが、富貴になれば物欲にとらわれ、それが仏道に入る妨げとなって成仏できないということ。
ふか‐せつ【不可説】
[名・形動] 1 仏語。悟りの境地は言葉では説明できないこと。 2 言葉では説明できないこと。また、そのさま。「まねびなどすべき歌にあらず。—の上手なり」〈後鳥羽院御口伝〉 3 規準からはずれて...
ふしょう‐ふめつ【不生不滅】
仏語。生じることも滅することもなく、常住不変であること。悟りの境界をいう。常住。
ふりゅう‐もんじ【不立文字】
禅宗の根本的立場を示す語。悟りの内容は文字や言説で伝えられるものではないということ。仏の教えは師の心から弟子の心へ直接伝えられるものであるという以心伝心の境地を表したもの。ふりつもんじ。
ぶっ‐け【仏家】
1 仏の住む浄土。悟りの世界。 2 仏教徒。 3 僧のいる寺。仏道修行の道場。
ブッダガヤ【Buddh Gayā】
インド北東部、ビハール州の古都ガヤの南方にある仏教の聖地。釈迦(しゃか)が悟りを開いた地とされ、紀元前3世紀頃にアショカ王が建立した寺院を起源とするマハーボディ寺院(大菩提寺)がある。ボードガヤ...
ぶつ【仏〔佛〕】
[音]ブツ(呉) フツ(漢) [訓]ほとけ [学習漢字]5年 〈ブツ〉 1 梵語の音訳字。ブッダ。悟りを開いた聖者。また、釈迦(しゃか)のこと。「仏教・仏像・仏壇・仏殿・仏法/活仏・成仏(じょ...
ぶつ‐げん【仏眼】
仏語。五眼(ごげん)の一。一切を見通す、悟りを開いた者の眼。肉眼・天眼・慧眼(えげん)・法眼の四つを兼備した仏の眼。