ののみや【野宮】
謡曲。三番目物。源氏物語に取材。六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)の霊が現れ、葵(あおい)の上に光源氏の愛を奪われた悲しい思い出を語り、舞をまう。
ひ‐うん【悲運】
悲しい運命。「—の最期」
ひか‐こうがい【悲歌慷慨】
[名](スル)《「史記」項羽本紀から》悲しい歌をうたい、いきどおり嘆くこと。「豪傑や君子や聖人が盛んに大言壮語—しておる」〈魯庵・社会百面相〉
悲喜(ひき)交交(こもごも)
悲しいこととうれしいことを、代わる代わる味わうこと。「—いたる」 [補説]一人の人間が喜びと悲しみを味わうことであり、「悲喜交々の当落発表」のように「喜ぶ人と悲しむ人が入り乱れる」の意で使うのは誤り。
ひ‐きょう【悲境】
悲しい境遇。不幸な身の上。「—を嘆く」
ひ‐きょう【悲況】
悲しい状態。悲観すべき状況。
ひ‐きょく【悲曲】
悲しい音調の曲。
ひ‐し【悲史】
悲しい歴史。悲しい史実の記録。哀史。
ひ‐じょう【非常】
[名]普通でない差し迫った状態。また、思いがけない変事。緊急事態。「—を告げる電話の声」「—持ち出しの荷物」 [形動][文][ナリ] 1 並の程度でないさま。はなはだしいさま。「—に悲しい」...
ひ‐そう【悲壮】
[名・形動]悲しい中にも雄々しくりっぱなところがあること。また、そのさま。「—な決意」 [派生]ひそうさ[名]