慰む（なぐさむ）とは？意味・読み方・使い方

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なぐさ・む【慰む】
の解説

［動マ五（四）］

１そのことで、一時気持ちが晴れ晴れする。気がまぎれる。なごむ。「心—・む話」

２
1. ㋐もてあそんで楽しむ。慰み者にする。「さんざ—・んで捨てる」
2. ㋑気をまぎらす。心を楽しませる。
  
  「人に本意なく思はせて我が心を—・まん事、徳に背けり」〈徒然・一三〇〉
3. ㋒からかって楽しむ。おもちゃにする。
  
  「—・みかけさっせえたに違ひはあらまい」〈滑・膝栗毛・四〉

［動マ下二］「なぐさめる」の文語形。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

慰むの例文(14)

出典：青空文庫

･･･も、やはり私の憂鬱を慰むべく、世間は余りに平凡な出来事ばかりで持･･･芥川竜之介「蜜柑」
･･･のが影法師を、われと慰むように、太い杖に片手づきしては、腰を休め･･･泉鏡花「小春の狐」
･･･いますから、驚かして慰むにも当りません、お米は何にも知らないにし･･･泉鏡花「政談十二社」

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