あえ‐しらい
「あいしらい1」に同じ。「かく異なる事なき—ばかりを慰めにては」〈源・若菜下〉
あさづま‐ぶね【朝妻船】
1 朝妻と大津を往来した渡し船。古代から江戸初めまで、東国からの旅客が利用した。遊女が乗って旅人を慰めることもあった。 2 英一蝶(はなぶさいっちょう)の描いた、遊女が烏帽子(えぼし)・水干(す...
あん‐い【安慰】
心を安らかにして慰めること。「せめて一睡の—だに貪(むさぼ)らばや」〈木下尚江・良人の自白〉
いさ・む【勇む】
[動マ五(四)]心が奮いたつ。勇気が沸き起こる。はりきる。「—・んで試合に臨む」「喜び—・む」 [動マ下二] 1 励ます。元気づける。「(延寿・大炊ガ)あまりに怯(おく)れたれば、—・むるな...
いたわ・る【労る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐弱い立場にある人などに同情の気持ちをもって親切に接する。気を配って大切に世話をする。「病人を—・る」 ㋑労をねぎらう。慰労する。「選手を—・る」 ㋒手当てを加える。養生す...
い‐れい【慰霊】
[名](スル)死んだ人や動物の霊を慰めること。「—塔」
いれい‐さい【慰霊祭】
死者の霊を慰め、鎮めるために行う祭式。
いんのしょう【院庄】
岡山県津山市南西部の地名。太平記によれば、元弘2年(1332)後醍醐天皇の奪回を図って果たせなかった児島高徳(こじまたかのり)が、桜の木に詩を記して天皇を慰めたという地。
うかば・れる【浮(か)ばれる】
[動ラ下一]《「れる」は、もと可能の助動詞》 1 死んだ人の魂が慰められる。成仏できる。「これで仏も—・れよう」 2 (多く打消しの語を伴う)苦労がむくわれる。面目が立つ。「この評価では努力のか...
うっ‐とう【鬱陶】
心がふさいで晴れないこと。「聊(いささ)か君の—を慰め、且つ共に心よく談笑しようと思って」〈露伴・露団々〉 「精神—たるの時に当ては」〈織田訳・花柳春話〉