あくがれ‐あり・く【憧れ歩く】
[動カ四]何かに心をひかれ、家を出てさまよう。浮かれまわる。「かかる空のけしきにより、風のさきに—・き給ふもあはれに見ゆ」〈源・野分〉
あくが・れる【憧れる】
[動ラ下一][文]あくが・る[ラ下二]《本来は、あるべき所から離れる意》 1 いる所を離れてふらふらさまよう。「自分の魂が—・れ出して、…水の面を高く低く、揺られて行く」〈谷崎・細雪〉 2 物事...
あこがれ
石川啄木の第1詩集。明治38年(1905)、小田島書房より刊行。上田敏が序詩を寄せ、与謝野鉄幹が跋文(ばつぶん)を書いた。
あこがれ【憧れ/憬れ】
あこがれること。理想とする物事に強く心が引かれること。憧憬(どうけい・しょうけい)。「—をいだく」「未知への—」「—のまと」 [補説]書名別項。→あこがれ
あこがれ‐の‐まと【憧れの的】
多くの人があこがれる対象の人や物事。「野球選手は子供たちの—だ」
あこが・れる【憧れる/憬れる】
[動ラ下一][文]あこが・る[ラ下二]《「あくがる」の音変化》 1 理想とする物事や人物に強く心が引かれる。思い焦がれる。「名声に—・れる」「都会生活に—・れる」 2 気をもむ。気が気でなくなる...