わ‐が‐み【我が身】
[連語]自分のからだ。また、自分の身の上。自分。「あすは—」「—を省みる」
[代] 1 一人称の人代名詞。わたし。自分。「—は女なりとも」〈平家・一一〉 2 二人称の人代名詞。親しみの気持ち...
我(わ)が身(み)可愛(かわい)さ
何をおいても自分の身を守ろうとするさまをいう語。保身第一。「—に見て見ぬふりをする」
我(わ)が身(み)につまさ・れる
自分の境遇にひきくらべて気の毒になる。身につまされる。「被災地の窮状を聞くにつけ—・れる」
我(わ)が身(み)を抓(つね)って人(ひと)の痛(いた)さを知(し)れ
自分の苦痛にひきくらべて、他人の苦痛を思いやれ。
わがもの【我がもの】
端唄・うた沢節。一中節の都伝内の作曲といわれる。「我がものと思へば軽し笠の雪」という句を冒頭に、雪の夜、女のもとに通う心をうたったもの。幕末ごろ、京坂地方で流行、江戸にも広まった。
わが‐もの【我が物】
自分の所有物。「—にする」
わがもの‐がお【我が物顔】
[名・形動]それが自分のためにあるかのような態度や顔つきをすること。また、そのさま。「雑草が—にはびこる」
我(わ)が物(もの)と思(おも)えば軽(かる)し笠(かさ)の雪(ゆき)
《其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から》自分のためとあれば苦労も負担に感じないことのたとえ。
わが‐や【我が家】
自分の家。また、自分の家庭。 [補説]作品名別項。→我が家
わがや【我が家】
《原題、(チェコ)Domov můj》ドボルザークの管弦楽曲。1883年作曲。チェコの劇作家・批評家・演出家ヨゼフ=カイエターン=ティルを主人公とする劇付随音楽の序曲として作曲された。我が故郷。