もや
[間助]《係助詞「も」+間投助詞「や」から。上代語》名詞、活用語の終止形、助詞に付く。強い感動・詠嘆を表す。…(も)まあ。「我は—安見児(やすみこ)得たり皆人の得かてにすといふ安見児得たり」〈万...
もや‐くや
[副](スル) 1 むしゃくしゃするさま。「さまざまの妄想が、狭い胸の中で、— —煮えくり返る」〈左千夫・隣の嫁〉 2 ごたごたするさま。「何か—する中へ、ちょっとお邪魔と出かけたが」〈伎・御...
もより‐えき【最寄り駅】
その場所から最も近いところにある駅。「我が家の—」
もり‐は・む【もり食む】
[動マ四]もぎとって食う。「我が門の榎(え)の実—・む百ち鳥千鳥は来れど君ぞ来まさぬ」〈万・三八七二〉
も・る【守る】
[動ラ四] 1 見まもる。見張る。番をする。「見し人のかげすみはてぬ池水にひとり宿—・る秋の夜の月」〈源・夕霧〉 2 そばにいて、まもり育てる。「殿を二歳の年より今年二十五になり給ふまで—・り奉...
もろこし‐びと【唐土人】
中国の人。からびと。「—、我が国に生ひ出づるものにも劣らぬものかな」〈宇津保・藤原の君〉
もろ‐むき【諸向き】
1 ウラジロの別名。 2 どちらにも向くこと。一説に、すべてが同方向を向くこと。「武蔵野の草は—かもかくも君がまにまに我(あ)は寄りにしを」〈万・三三七七〉
や【屋/家】
[名] 1 住むための建物。家屋。いえ。「我が—」「一軒—」 2 屋根。「声高になのたまひそ。—の上にをる人どもの聞くに、いとまさなし」〈竹取〉 [接尾]名詞に付く。 1 それを売買する人や...
やい‐ば【刃】
《「や(焼)きば(刃)」の音変化》 1 焼き入れをして鍛えた刃。また、刃文。 2 刀剣・刃物などの総称。「—を交える」「—を向ける」 3 刃のように鋭く威力のあるもの。「凡そとぶ鳥をも落とすばか...
やお‐か【八百日】
多くの日数。「—行く浜の沙(まなご)も我(あ)が恋にあにまさらじか沖つ島守」〈万・五九六〉