なき‐じょうご【泣(き)上戸】
酒に酔うと泣くくせのある人。また、そのくせ。
ならず‐もの【成らず者/破落戸】
1 品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。 2 生計が思うようにならない者。「銀の才覚—と茶屋にはせかれ」〈浄・女腹切〉
なる‐と【鳴る戸】
平安時代、宮中にあった戸。開閉のときに激しく鳴った。「春宮に—といふ戸のもとに、女ともの言ひけるに」〈後撰・恋二・詞書〉
なる‐と【鳴門/鳴戸】
1 潮の干満の際、潮流が渦を巻いて鳴りとどろく瀬戸。「阿波の—」「これやこの名に負ふ—の渦潮に玉藻刈るとふ海人娘子(あまをとめ)ども」〈万・三六三八〉 2 「鳴門巻き」の略。
なん‐ど【納戸】
1 衣服・調度品などを収納する部屋。中世以降、屋内の物置部屋をいい、寝室・産室にも用いた。おなんど。 2 「納戸方」の略。 3 「納戸色」の略。
にのへ【二戸】
岩手県北部の市。リンゴ・葉タバコ栽培、稲作や畜産が盛ん。平成18年(2006)1月、浄法寺町と合併。人口3.0万(2010)。
にまい‐ど【二枚戸】
2枚を引き違いにして開閉する戸。
にわ‐きど【庭木戸】
庭の出入り口の木戸。
ぬすびと‐じょうご【盗人上戸】
1 酒も甘い物も好む人。両刀遣い。 2 酒を多量に飲んでも顔やようすに酔いの現れないこと。また、その人。「当飲はげに—」〈読・八犬伝・三〉
ねじ‐じょうご【捩じ上戸/拗じ上戸】
酔うと理屈を並べたて人にからむくせ。また、その人。「酔えば即ち—」〈紅葉・二人女房〉