うえの‐せんそう【上野戦争】
慶応4年(1868)5月15日、江戸城無血開城を不満として江戸上野の寛永寺に立てこもって抵抗する彰義隊を、新政府軍が壊滅させた戦い。
うお‐がし【魚河岸】
1 魚市場のある河岸。また、魚市場。 2 東京の築地(つきじ)にあった中央卸売市場の通称。古くは江戸時代初期から大正12年(1923)まであった日本橋付近の魚市場をいった。
うお‐しま【魚島】
瀬戸内海中央部、備後灘(びんごなだ)と燧灘(ひうちなだ)とを境する島。愛媛県越智(おち)郡上島(かみじま)町に属する。
うお‐じま【魚島】
春に、魚が産卵のため陸地近くへ押し寄せ、小島のように見える現象。また瀬戸内海で、八十八夜の前後、鯛が盛んにとれる時期。魚島時(うおじまどき)。《季 春》「—の大鯛得たり旅路きて/秋桜子」
ウオークイン‐クロゼット【walk-in closet】
《「ウオークインクローゼット」とも》人が歩いて出入りできる洋風の納戸。大型の衣類収納スペース。WCL。WIC。
うかれぼうず【うかれ坊主】
歌舞伎舞踊。清元。本来は常磐津(ときわず)で、2世桜田治助作詞、3世岸沢古式部作曲。文化8年(1811)江戸市村座初演。昭和の初め、5世清元延寿太夫が清元に改曲。
うがち【穿ち】
1 穴をあけること。 2 ㋐表に現れない事実・世態・人情の機微を巧みにとらえること。 ㋑黄表紙・洒落本などにみられる、江戸文学の理念を示す語。人情の機微や特殊な事実を指摘し、特に遊里生活の手引き...
うき‐え【浮(き)絵】
江戸時代、西洋画の透視図法を取り入れた遠近感のある絵。実景が浮き出るように見えるのでいう。初め、のぞきからくりの眼鏡絵に用いられ、芝居小屋内部を描いた浮世絵などにも応用された。遠視画。
うき‐ぐつ【浮き沓】
1 江戸時代の浮き具で、布袋に入れた漆塗りの木筒。大きいもの一つを背に、小さいもの二つを胸の左右にひもで連ねて身につけるようにしたもの。 2 馬につけると、自由自在に水上を走ることができると信じ...
うき‐ひと【憂き人】
自分につらい思いをさせる人。つれない人。多く、恋人・妻などにいう。「天の戸をおしあけがたの月見れば—しもぞ恋しかりける」〈新古今・恋四〉