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[接助] 1 口語では活用語の仮定形、文語では活用語の未然形に付く。未成立の事柄を成立したものと仮定する条件を表す。もし…ならば。「暇ができれ—行く」「雨天なら—中止する」「名にし負は—いざこ...
ばい‐う【梅雨/黴雨】
6月上旬から7月上・中旬にかけて、本州以南から朝鮮半島、揚子江流域に顕著に現れる季節的な雨。梅雨前線上を小低気圧が次々に東進して雨を降らせるもの。入梅の前に走り梅雨(づゆ)の見られることが多く、...
ばいえんそうしょ【梅園叢書】
江戸中期の随筆。3巻。三浦梅園著。寛延3年(1750)成立。安政2年(1855)刊。儒教的な立場から古今の話題をとりあげ、著者の所感・論評を平易に述べたもの。
ばい‐けん【売券】
平安中期から江戸時代、土地・家屋・諸権利などの売買の際、売り手から買い手に渡す売り渡し証文。売り券。沽券(こけん)。
ばい‐しん【陪臣】
《「陪」は重なる意》 1 臣下の臣。またげらい。⇔直参(じきさん)。 2 江戸時代、大名の家臣の称。旗本・御家人を直参と称したのに対する語。
ばくはん‐たいせい【幕藩体制】
江戸時代、幕府とその配下にある藩とを統治機構とした封建的支配体制。将軍を頂点とする中央集権体制で、領主が農民から年貢を徴収する制度から成り立っている。
ばく‐まつ【幕末】
江戸幕府の末期。安政元年(1854)の日米和親条約締結による開国から、慶応3年(1867)の大政奉還による政権移譲まで、またはそれに至る30〜40年間をいう。
ばくろ‐ちょう【馬喰町】
東京都中央区北部の地名。繊維製品の問屋街。江戸時代は奥州街道の出発点にあたり、博労(ばくろう)が多く住んでいた。
ばしょ【場所】
瀬戸内寂聴の私小説。著者が80歳で訪れた自らのゆかりの地で、自身の過去を再構築する。平成13年(2001)刊行。同年、第54回野間文芸賞受賞。
ばしょう‐あん【芭蕉庵】
芭蕉が住んだ草庵。特に、江戸深川六間堀の門人杉山杉風の屋敷にあった草庵をいう。