ませ◦ん
[連語] 《丁寧の助動詞「ます」の未然形+打消しの助動詞「ぬ(ん)」》丁寧な打消しの表現。「雨はまだ降っており—◦ん」 [補説]現代語では、「ませんでした」が「ません」の過去の意を表すが、近世...
まだら‐じま【馬渡島】
佐賀県西北部、壱岐(いき)水道に臨む県内最大の島。唐津市に属する。全体が玄武岩におおわれた台地。面積4.1平方キロメートル、周囲約12キロメートル、最高点は238メートル。東松浦半島最北端の波戸...
まだら‐ぶすま【斑衾】
まだら模様のある夜具。「寸戸人(きへひと)の—に綿さはだ入りなましもの妹(いも)が小床(をどこ)に」〈万・三三五四〉
まち‐あずけ【町預け】
江戸時代、幕府の命令で、罪人の身柄を名主(なぬし)・月行事(がちぎょうじ)・家主・五人組などに預け、監禁させたこと。町内預け。
まち‐いしゃ【町医者】
1 個人で開業している医者。開業医。 2 江戸時代、御殿医などに対して、市中で開業していた医者。町医師。
まちいり‐のう【町入能】
江戸時代、将軍宣下・婚礼・誕生などの重大な祝い事の際の式能に、江戸の町人の陪観を許したもの。江戸城本丸大書院の南庭で、式能の1日目に二交代で五千余人に見せた。
まち‐おくり【町送り】
江戸時代、行路病者などを、町内の自身番や宿(しゅく)役人などが世話して、順に隣の町や宿へ送り届けること。宿送り。ちょうおくり。
まち‐がいしょ【町会所】
《「まちかいしょ」とも》 1 江戸時代、町内の用務のために町役人などが寄り合った所。 2 江戸時代、七分積み金の事務を取り扱うため、江戸浅草向柳原(むこうやなぎはら)に設けられた会所。
まち‐きど【町木戸】
江戸の町々に警備のために設けられていた木戸。夜は閉ざされた。
まち‐じょろう【待ち女郎】
婚礼のとき、戸口で花嫁を待ちうけて中へ導き、付き添って世話をする女性。待ち女房。「姫君の祝言には、—に頼まうと」〈浄・反魂香〉