わじま‐ぬり【輪島塗】
輪島市から産する漆器。江戸中期以後発達。特有の地の粉(こ)を用いた堅牢(けんろう)なもので、沈金(ちんきん)・蒔絵(まきえ)、特に沈金を特色とする。
わ‐じゅう【輪中】
洪水から集落や耕地を守るため、周囲を堤防で囲んだ地域。また、その共同体制をもつ村落組織。江戸時代に発達した。木曽川・長良川・揖斐(いび)川の下流のものが有名。
わす・れる【忘れる】
[動ラ下一][文]わす・る[ラ下二] 1 覚えていたことが思い出せなくなる。記憶がなくなる。「電話番号を—・れる」「—・れられない出来事」 2 何かに熱中してうっかり気がつかずにいる。「美しさに...
わ‐せつ【話説】
1 話してきかせること。また、語られた話。説話。「一条の小説的—でもありそうに」〈子規・墨汁一滴〉 2 《中国の古い口語から》話に入るときに用いる語。江戸時代の読本などで多く用いられた。さて。「...
わた【綿/棉/草綿】
1 アオイ科ワタ属の植物の総称。古くから重要な繊維作物として栽培され、アジア綿(めん)・エジプト綿・海島綿・陸地綿などがある。日本では江戸時代から盛んになった。栽培されるのはインドワタの変種で、...
わた‐つみ【綿摘み】
1 成熟した綿花を摘み取ること。また、その人。綿取り。《季 秋》「—やたばこの花を見て休む/蕪村」 2 江戸時代に、塗り桶2を使って綿を延ばし、小袖の中入れ綿や綿帽子を作った仕事。また、それに従...
わたつみ‐じんじゃ【海神社】
神戸市垂水(たるみ)区にある神社。祭神は底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)・中津綿津見神・上津綿津見神の3柱の海神。瀬戸内海の舟運守護神として崇敬される。かいじんじゃ。
わたり‐かち【渡り徒士】
江戸時代、渡り奉公をした下級武士。
わたり‐こしょう【渡り小姓】
江戸時代、大名・旗本などに渡り奉公をした美少年。
わたり‐ざむらい【渡り侍】
江戸時代、渡り奉公をした侍。