しょ‐さ【所作】
1 行い。振る舞い。しわざ。「一日の—を日記に記す」 2 身のこなし。しぐさ。また、演技の動作。「大げさな—をする」「役者の—」 3 「所作事」の略。 4 仏語。身・口・意の三業(さんごう)が発...
しょさ‐く・る【所作繰る】
[動ラ四]ある仕事や動作をする。特に、念仏を唱えて数珠を繰る。「みせに出て—・りてゐらるる所へ」〈浮・親仁形気・二〉
しょさ‐ごと【所作事】
歌舞伎の舞台で演じられる舞踊または舞踊劇。長唄を伴奏とするものをさし、常磐津(ときわず)・清元など浄瑠璃を使う場合は浄瑠璃所作事という。振事(ふりごと)。景事(けいごと)。
しょさ‐し【所作師】
所作事にすぐれた役者。
しょさ‐だて【所作立て】
歌舞伎の立ち回りのうち、特に様式化・舞踊化された律動的なもの。歌舞伎舞踊の中で行われる。「落人(おちゅうど)」の勘平と花四天(はなよてん)の立ち回りなど。
しょさ‐ぶたい【所作舞台】
歌舞伎で、所作事または特定の場面のとき、足のすべり具合をよくし、また足拍子がよく響くように、舞台や花道上に長方形のヒノキ板を敷きつめて設けた低い二重舞台。置き舞台。敷舞台。