おり‐まつ【折り松】
薪(たきぎ)・篝火(かがりび)・松明(たいまつ)などにするために折った松の枝。「いでゐの殿上人の—するも」〈弁内侍日記〉
おり‐みまい【折見舞い】
寒暑の折などの見舞い。時候のあいさつ。「聟入りといふは一代に一度の物で、其の後行くは、時の—でおりゃる」〈虎寛狂・庖丁聟〉
おり‐め【折(り)目】
1 紙・衣服などを折りたたむときにできる境目の筋。「ズボンに—をつける」 2 物事のくぎり。けじめ。「生活に—をつける」 3 立ち居振る舞い。行儀作法。 4 よい折。機会。〈日葡〉
おりめ‐だか【折(り)目高】
[名・形動] 1 衣服の折り目が、くっきりと高く現れていること。また、そのさま。「同一色(おなじいろ)の無地の袴、—に穿(は)いたのが」〈鏡花・草迷宮〉 2 立ち居振る舞いのきちんとしていること...
おり‐や【折(り)屋】
製本で、印刷された紙を順序をそろえて折り畳む職業。また、その人。
おり‐やま【折(り)山】
布や紙を折ったとき、その外側に現れる折り目の部分。
おり‐よく【折好く】
[副]その時、都合よく。「駅に着いたら、—電車が来た」⇔折悪(あ)しく。
オルフォイスにささげるソネット【オルフォイスに捧げるソネット】
《原題、(ドイツ)Die Sonette an Orpheus》リルケの詩集。夭折(ようせつ)した知人娘の手記に着想を得て書かれた55編のソネットからなる。1922年完成、刊行は1923年。オル...
おれ【折れ】
折れること。また、折れた物や部分。
おれ‐くぎ【折れ釘】
1 折れた釘。 2 頭部を直角に折り曲げたくぎ。柱などに打ちつけて物を掛ける。おりくぎ。