抜(ぬ)きつ抜(ぬ)かれつ
追い越したり、追い越されたりして、激しく先後を争うさま。「—のデッドヒート」
ぬき‐つ・れる【抜(き)連れる】
[動ラ下一][文]ぬきつ・る[ラ下二]大勢の者が一斉に刀を抜く。「太刀(たち)を—・れた侍たちのただ中へ」〈芥川・偸盗〉
ぬき‐て【抜(き)手】
《「ぬきで」とも》日本泳法の一。水をかいた手を水面上に抜き出す泳ぎ方。片抜き手・両(もろ)抜き手などがある。
抜(ぬ)き手(て)を切(き)・る
抜き手で泳ぐ。「—・って流れを渡る」
ぬき‐で【抜(き)出】
平安時代、相撲(すまい)の節(せち)の翌日、前日特に成績のよかった者を選抜してさらに取組をさせたこと。また、それに選ばれた者。抜き取り。
ぬき・でる【抜(き)出る】
[動ダ下一][文]ぬき・づ[ダ下二]他のものにまさって先に出る。際立って出る。ぬきんでる。「頭一つ—・でる」
ぬき‐とり【抜(き)取り】
1 抜き取ること。特に、中身を盗み取ること。「荷物の—に遭う」 2 「抜き出」に同じ。
ぬきとり‐けんさ【抜(き)取り検査】
製品の一部を抜き取って検査し、その結果から全体の合格・不合格を統計学的に推定する検査法。サンプリング調査。サンプル検査。標本検査。
ぬき‐と・る【抜(き)取る】
[動ラ五(四)] 1 引き抜いて取る。「とげを—・る」 2 全体の中から一部を取り出す。「製品を—・って検査する」 3 中身を取り出して盗む。「拾った財布から現金を—・る」
ぬき‐に【抜(き)荷】
運送中または保管中の荷物の一部をこっそり抜き取ること。また、その品。