ぬき‐わた【抜(き)綿】
古着や古布団から抜き取った綿。
ぬきん・でる【抜きん出る/抽んでる/擢んでる】
[動ダ下一][文]ぬきん・づ[ダ下二]《「ぬ(抜)きい(出)ず」の音変化》 1 ひときわ高く出る。「他に—・でた長身」 2 ひときわすぐれる。秀でる。「衆に—・でた才能」 3 選び出す。「成斎は...
ぬ・く【抜く】
[動カ五(四)] 1 中にはいっているもの、はまっているもの、刺さっているものを引っ張って取る。「刀を—・く」「歯を—・く」「とげを—・く」 2 中に満ちていたり含まれていたりするものを外へ出...
抜(ぬ)く手(て)も見(み)せず
1 手元の動きが見えないほど早く刀を抜く。「—斬りかかる」 2 すばやく物事を行う。「—人事を刷新する」
ぬけ【抜け】
1 抜けていること。あるべきものがないこと。「文章に1行—がある」 2 知恵の足りないこと。また、その人。まぬけ。 3 俳諧で、主題を句の表面に表さないで、暗にそれをほのめかす手法。談林風で流行した。
ぬけ‐あが・る【抜け上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 抜け通る。透き通る。「—・った白い肌」 2 頭髪の生えぎわが抜けて、上の方へはげあがる。「額が—・る」
ぬけ‐あきない【抜け商い】
規則を犯したり仲間の申し合わせを破ったりしてひそかに商売をすること。密売買。〈和英語林集成〉
ぬけ‐あな【抜け穴】
1 通り抜けられる穴。こっそり抜け出せるように掘った穴。「屋敷の外へ通じる—」 2 うまく逃れる手段・方法。「法律の—」
ぬけ‐い・ず【抜け出づ】
[動ダ下二]「ぬけでる」に同じ。
ぬけ‐うら【抜け裏】
通り抜けることができる裏道。抜け道。「不規則な小路やどこへ通ずるとも知らぬ—が多い」〈荷風・ふらんす物語〉