こじ・く【拗く】
[動カ下二]「こじける」の文語形。
こじ・ける【拗ける】
[動カ下一][文]こじ・く[カ下二]《近世語》「こじれる」に同じ。「つい夜は明けて床も白けてすごすごとのお帰り。かう—・けたを味にしまひし此の跡は」〈浮・禁短気・五〉
こじら・す【拗らす】
[動サ五(四)]「拗らせる」に同じ。「話し合いを—・す」「風邪を—・して肺炎になる」 [動サ下二]「こじらせる」の文語形。
こじら・せる【拗らせる】
[動サ下一][文]こじら・す[サ下二] 1 物事をもつれさせ、処理を難しくする。めんどうにする。「問題を—・せる」 2 病気を治しそこねて長引かせる。「風邪を—・せる」
こじ・る【拗る】
[動ラ下二]「こじれる」の文語形。
こじれ【拗れ】
こじれること。「感情の—」
こじ・れる【拗れる】
[動ラ下一][文]こじ・る[ラ下二] 1 物事がもつれて、うまく進まなくなる。「交渉が—・れる」 2 病気が治らなくて長引く。「風邪が—・れる」 3 ねじける。「気持ちが—・れる」
す・ぬ【拗ぬ】
[動ナ下二]「すねる」の文語形。
すね・い【拗ねい】
[形][文]すね・し[ク]ひねくれて強情をはる。すねている。「—・イ人」〈日葡〉
すねすね・し【拗ね拗ねし】
[形シク]まっすぐでない。ひねくれている。「容(かたち)醜く不束(ふつつか)にて、心まで—・しく」〈浄・振袖始〉