やっとこ‐せ
[感]「やっとこさ」に同じ。「—と、持ち上げる」 [副]「やっとこさ」に同じ。「—頂上に着いた」
やつし‐ごと【俏し事】
歌舞伎で、大名の若殿や金持ちの息子などが、義理や恋のために家を出て流浪し、卑しい物売りなどに身をやつす演技。また、その演目。
やど‐こや【宿小屋】
住まいとする小さい家。「世間晴れて—持ち」〈浄・今宮の心中〉
柳(やなぎ)に雪折(ゆきお)れ無(な)し
柳の枝はよくしなうので雪の重みで折れることはない。柔らかいものは、堅いものよりかえってよく持ちこたえるというたとえ。
やぶれ‐かぶれ【破れかぶれ】
[名・形動]どうにでもなれという気持ちであること。また、そのさま。やけ。「—になる」「—な(の)気持ちで家を出る」
や‐ほこ【八矛】
多くの矛。また、多くの棒状のもの。「田道間守(たぢまもり)常世(とこよ)に渡り—持ち参(ま)ゐ出来(こ)し時」〈万・四一一一〉
病(やまい)は気(き)から
病気は、その人の心の持ち方しだいで軽くもなるし、また重くもなるということ。
やま‐がた【山形/山型】
1 山のような形。やまなり。「荷物を—に積む」 2 鞍の前輪(まえわ)・後輪(しずわ)で、中央部の高くなったところ。 3 射場の的の後方に張った幕。的皮(まとがわ)。 4 歌舞伎などの立ち回りの...
やま‐わけ【山分け】
[名](スル) 1 手に入れた物を半分ずつに分けること。また、ほぼ等分に分けること。折半(せっぱん)。「二人で—しよう」 2 山道を分け行くこと。山歩き。 3 村が所有する入会(いりあい)山を分...
やみ‐じる【闇汁】
持ち寄った材料を、暗がりの中で鍋(なべ)で煮て、何が入っているかわからないまま食べて興じるもの。闇鍋。《季 冬》「—の杓子(しゃくし)を逃げしものや何/虚子」