あ‐が‐ほとけ【吾が仏】
1 自分が信仰する仏。念持仏(ねんじぶつ)。「—顔くらべせよ極楽の面(おもて)おこしは我のみぞせむ」〈仲文集〉 2 自分の信頼し敬っている人や僧に呼びかける語。「—(=横河僧都)京に出で給はばこ...
ごしん‐ぶつ【護身仏】
自分の身の守りとする仏。守り本尊。持仏(じぶつ)。
し‐どう【祠堂】
1 祖先の霊を祭る所。御霊屋(みたまや)。持仏堂。 2 寺の、檀家の位牌(いはい)を納めておく堂。位牌堂。 3 神仏を祭った小さな社(やしろ)。ほこら。
しゅっせ‐しゃ【出世者】
1 世を捨てて仏道に入った者。出家。僧侶。 2 持仏堂などの法事を勤める僧。「数輩の童形、—、坊官、侍僧に至るまで」〈平家・七〉
しょうみょう‐じ【称名寺】
横浜市金沢区にある真言律宗の寺。山号は金沢山。文応元年(1260)北条実時が母の菩提を弔うために建立した持仏堂に始まり、文永4年(1267)審海を開山として招いて真言律宗とした。実時は境内に金沢...
じっ‐しん【十身】
仏語。華厳経に説く、仏・菩薩(ぼさつ)の得る十種の仏身。衆生身・国土身・業報身・声聞身・縁覚身・菩薩身・如来身・智身・法身・虚空身を解境の十仏、正覚仏・願仏・業報仏・住持仏・化仏・法界仏・心仏・...
じ‐ぶつ【持仏】
守り本尊として居間に安置したり、身につけたりして常に信仰する仏像。念持仏。
じぶつ‐だな【持仏棚】
持仏を安置しておく棚。
じぶつ‐どう【持仏堂】
持仏や先祖の位牌(いはい)を安置しておく堂、または室。仏間。
じみょう‐いん【持明院】
京都市上京区にあった、藤原道長の曽孫基頼が邸内に建てた持仏堂の名。
姓氏の一。藤原北家道長流。藤原基頼の子通基が
を家名としたのに始まる。