おばすて【姨捨/伯母捨】
謡曲。三番目物。観世・宝生・金剛・喜多流。名月の夜、信濃の姨捨山に、昔この山に捨てられた老女が現れて舞をまう。「三老女」の一。
き‐しゃ【喜捨】
[名](スル)進んで寺社、僧や貧者に金品を寄付すること。「托鉢僧に—する」
しゃ【捨】
[音]シャ(呉)(漢) [訓]すてる [学習漢字]6年 1 すてる。「捨象/取捨」 2 社寺や僧に寄進する。「喜捨」 [名のり]いえ・えだ・すて
しゅ‐しゃ【取捨/取舎】
[名](スル)取り上げて用いることと、捨てて用いないこと。必要なものを選んで不要なものを捨てること。「材料を—する」
せっしゅ‐ふしゃ【摂取不捨】
仏語。阿弥陀仏がその光明の中に念仏の衆生(しゅじょう)を救いとって捨てないこと。阿弥陀仏の救済をいう。
よう‐しゃ【用捨】
1 用いることと、捨てること。取捨。また、その判断力。「政(まつりごと)の善悪を見るには、賢臣の—を見るにしかず」〈太平記・一三〉 2 必要としないこと。やめること。「年せんさくは—あるべし」〈...