ご‐そ【語素】
単語を構成する、意味を持った最小の単位。複合語や派生語の構成要素で、接頭語・接尾語以外のもの。造語要素。造語成分。「さかや(酒屋)」の「さか」、「ほんばこ(本箱)」の「ばこ」などの類。
ご‐りょう【御寮/御料】
《家督・配偶などの、料となるべき人(候補者)の意。「寮」は当て字》 1 「御寮人」の略。「嫁—」 2 貴人またはその子息・息女をいう尊敬語。人名の下に付いて接尾語的にも用いる。「—きこしめして」...
ごりょう‐にん【御寮人】
1 中流町家の娘または若い妻。主として上方で用いられる。ごりょうにんさん。ごりょうはん。ごりょんさん。「ああ、—さん、お出でやす」〈上司・鱧の皮〉 2 貴人の子息・息女をいう尊敬語。室町時代以降...
さかし‐ら【賢しら】
[名・形動]《「ら」は接尾語》 1 利口そうに振る舞うこと。物知りぶること。また、そのさま。かしこだて。「—をする」「—に口を出す」 2 自ら進んですること。また、そのさま。「大君のつかはさなく...
さき‐く【幸く】
[副]《名詞「幸(さき)」に副詞をつくる接尾語「く」がついたもの》無事に。つつがなく。「心は君を—来ませと」〈万・二〇六九〉
さき‐ら【先ら】
《「ら」は接尾語》弁舌や筆勢に現れた才気。「才(ざえ)もすぐれ、ゆたけき—を、いとど心して言ひつづけたる」〈源・鈴虫〉
さき‐わ・う【幸ふ】
《「わう」は接尾語》 [動ハ四]幸運にあう。豊かに栄える。「言霊(ことだま)の—・ふ国と語りつぎ」〈万・八九四〉
[動ハ下二]幸運を与える。栄えさせる。「いかしの御世に—・へ奉(まつ)れ」〈...
ささえ‐だて【支へ立て】
《「だて」は接尾語》じゃまをすること。じゃまだて。「邪魔な額ゆゑ取りおろすを、—なす、不届き者めが」〈伎・暫〉
さし【止し】
[接尾]《接尾語「さす」の連用形から》動詞の連用形に付いて、その動作が中止の状態になっていること。また、そのような状態のものを表す。「読み—の書物」「吸い—のタバコ」
さし‐ぐ・む【差し含む】
[動マ五(四)]《「ぐむ」は接尾語》涙がわいてくる。涙ぐむ。「—・む涙を拭う」〈紅葉・多情多恨〉