よ‐すがら【終夜】
[副]《「すがら」は接尾語》一晩中。よもすがら。「冬は落葉深く積みて風吹く—物の囁(ささや)く音す」〈独歩・わかれ〉
よそお・う【装う/粧う】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「よそ(装)う」の未然形に接尾語「ふ」の付いた「よそはふ」の音変化》 1 身なりや外観を整える。また、美しく飾る。「礼服に身を—・う」「店内を春向きに—・う」 2 表面や...
よな‐よな【夜な夜な】
《「な」は接尾語》 1 (多く副詞的に用いる)夜が来るごとに起こること。毎晩。夜ごと。「—悪夢にうなされる」 2 多くの夜。夜々。「独り大殿ごもる—多く」〈源・若菜下〉
よば・う【呼ばう/喚ばう】
[動ワ五(ハ四)]《動詞「よ(呼)ぶ」の未然形+接尾語「ふ」から》 1 呼びつづける。何回も呼ぶ。「『行徳!』と—・って入って来て勝手口へ荷をおろす出入の魚屋の声も」〈藤村・桜の実の熟する時〉 ...
よみ・する【嘉する/善みする】
[動サ変][文]よみ・す[サ変]《「よみ」は、形容詞「よし」の語幹+接尾語「み」》よしとしてほめたたえる。「バイロンの一生は到底神の—・するものとも思われない」〈藤村・桜の実の熟する時〉
よ‐ら【夜ら】
《「ら」は接尾語》よ。よる。「思ひつつわが寝(ぬ)る—を数(よ)みもあへむかも」〈万・三二七四〉
らし‐さ
1 《接尾語「らしい」の語幹に、接尾語「さ」の付いた語》名詞や形容動詞の語幹に付いて、そのものの特徴がよく出ていることを表す。「自分—」「子供—」「確か—」 2 《単独で用いて》その人や物事の特...
レス
[接尾]《英語で、形容詞をつくる接尾語-lessから》他の語の下に付いて、…のない、の意を表す。「コード—」「シュガー—」
わたくし‐め【私奴】
[代]《「め」は卑しめの意をもつ接尾語》一人称の人代名詞。自分のことをへりくだっていう。
わびし‐ら【侘しら】
[形動ナリ]《「ら」は接尾語》気を落としているさま。「—に猿(ましら)な鳴きそあしひきの山のかひある今日にやはあらぬ」〈古今・雑体〉