かて‐に
[連語]《補助動詞「かつ」(下二)の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形古形「に」。上代語》…に耐えられずに。…することができなくて。「赤駒が門出をしつつ出で—せしを見立てし家の児(こ)らはも」...
か‐ぶれ【気触れ】
1 かぶれること。また、かぶれてできた発疹(ほっしん)や炎症。化粧かぶれ・漆かぶれなど。 2 (接尾語的に用いて)その影響を強く受けて悪く感化されること。「西洋—」
かむ‐ろ‐き【神漏岐】
《「ろ」は接尾語、「き」は男性を表す》男の神々の尊称。かみろき。「高天(たかま)の原に神留(かむづま)ります、皇親(すめむつ)—、神ろみの命もちて」〈祝詞・鎮火祭〉
かむ‐ろ‐み【神漏美】
《「ろ」は接尾語、「み」は女性を表す》女の神々の尊称。かみろみ。「皇睦(すめむつ)神ろき、—の命もちて、天つ社、国つ社と称辞(たたへごと)竟(を)へまつる」〈祝詞・祈年祭〉
かり【狩(り)/猟】
1 山野で鳥獣を追いかけて捕らえること。猟(りょう)。狩猟。《季 冬》「弓張や—に出る子のかげぼふし/嘯山」 2 (接尾語的に用い、「がり」と濁る) ㋐魚介類をとること。「潮干—」 ㋑山野で植物...
カリカチュアライズ
[名](スル)《caricatureに、…化する、の意の接尾語izeを付けた和製語》人や事物の欠点・弱点などをおもしろおかしく誇張して、風刺的に描くこと。戯画化。「現代文明を—した小説」
がしん‐たれ
《「がしん」は「餓死」の転、「たれ」は人をののしるときに用いる接尾語という。関西地方で使われる》意気地なし。能なし。甲斐性なし。
がた‐な・い【難ない】
[接尾]《形容詞型活用[文]がたな・し(ク活)。接尾語「がた(難)い」の語幹+接尾語「ない」》動詞の連用形に付いて、その動作の実現が困難である意を表す。…することがむずかしい。…しにくい。「離れ...
が‐はく【画伯】
1 絵画の道にすぐれた人。 2 画家の敬称。多く、接尾語的に名の下につけて使う。「梅原画伯」
がわり【代(わ)り/替(わ)り】
[接尾]《名詞「か(代)わり」の接尾語化》名詞に付いて、…の代わりになるもの、…の代用になるもの、の意を表す。「親—」「名刺—」