てて
[格助]《格助詞「とて」の音変化》名詞、文の終止した形に付く。引用を表す。…といって。「何やら目出(めで)たい祝ひぢゃ—、大きな重箱に目へ入る様な餅七つ」〈浄・手習鑑〉
[接助]《接続助詞「...
て‐な
[連語] 1 《接続助詞あるいは格助詞「て」+間投助詞「な」。文末に用いる》…ということだな。…てね。「合格したんだっ—」 2 「とい(言)うような」の音変化。「—ことを言ってその場をごまかす」
て‐は
[連語]《接続助詞「て」+係助詞「は」。上に付く語によっては「では」とも》 1 危惧・不都合などの感情をもたらす条件を仮定して示す。…たら。「けが人が出—大変だ」「死んではなんにもならない」 2...
て‐ば
[連語]《完了の助動詞「つ」の未然形+接続助詞「ば」》…たならば。「わが齢(よはひ)君が八千代にとりそへてとどめおき—思ひいでにせよ」〈古今・賀〉
ても
[接助]《接続助詞「て」+係助詞「も」から》動詞・形容詞と一部の助動詞の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「でも」となる。 1 未成立の事柄を仮定条件として述べ、その条件か...
ても‐い・い
[連語]《接続助詞「ても」+形容詞「いい」。動詞の連用形に付く》 1 譲歩を表す。「何なら僕が行っ—・い」「食べなく—・い」 2 許容を表す。「もう帰っ—・い」 [補説]「ていい」となることもあ...
て‐や
[連語] 《接続助詞「て」+間投助詞「や」。近世語》他に対する願望を表す。…ておくれ。…てよ。「駕籠(かご)の衆早う連れまし—」〈浄・博多小女郎〉
《終助詞「て」+間投助詞「や」。近世語》軽...
てよ
[終助]《接続助詞「て」+終助詞「よ」から》 1 依頼・要求を表す。…てちょうだい。「服を買っ—」 2 「…である」の意を感情を込めて表す。ふつう、女性が用いる。「あなたを大分お待ちになってい—」
で
[接助]活用語の未然形に付く。上の事柄を打ち消して下に続ける。…ないで。…ずに。→いで「無期(むご)にえ渡ら—、つくづくと見るに」〈更級〉 [補説]打消しの助動詞の古い連用形「に」に接続動詞「て...
で‐あ・る
[連語]《断定の助動詞「なり」の連用形「に」に接続助詞「て」、補助動詞「あり」の付いた「にてあり」の音変化》 1 断定の意を表す。…だ。「兄は作家—・り、妹はピアニスト—・る」「タダツキセヌモノ...