きょう‐えん【竟宴】
1 平安時代、宮中で進講や勅撰集の撰進が終わったあとで催される酒宴。諸臣に詩歌を詠ませたり禄を賜ったりした。 2 祭りのあとで催される宴会。直会(なおらい)。
きり‐つぎ【切(り)継ぎ/切(り)接ぎ】
[名](スル) 1 物を切ってつぎ合わせること。「フィルムを—する」 2 接ぎ木の一。台木の皮と木質部との境目を縦にそぎ、そこに下方を斜めに削った接ぎ穂を差し込んで密着させる方法。 3 勅撰集な...
こきんわかろくじょう【古今和歌六帖】
平安中期の類題和歌集。6巻。編者・成立年ともに未詳。万葉集・古今集・後撰集などの歌約4500首を、歳時・天象・地儀・人事・動植物など25項、516題に分類したもの。六帖。古今六帖。
ごせんわかしゅう【後撰和歌集】
平安中期の勅撰和歌集。八代集の第二。20巻。天暦5年(951)、村上天皇の命により、大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)・清原元輔(きよはらのもとすけ)・源順(みなもとのしたごう)・紀時文・坂上...
さく‐しゃ【作者】
1 作品を作った人。特に、芸術作品の作り手。「物語の—」「焼き物の—」「—不詳」 2 勅撰集に和歌を載せられた歌人。 3 歌舞伎狂言を作る人。狂言作者。
さんだい‐しゅう【三代集】
平安時代の勅撰和歌集である古今集・後撰集・拾遺集のこと。古くは、万葉集・古今集・後撰集の3集をいった。
しか‐しゅう【私家集】
勅撰集・私撰集に対して、個人の歌集。主に近世以前のものをいう。「山家集」「金槐(きんかい)集」など。家集。家の集。
然(しか)る上(うえ)は
そうであるからには。「人ありて、拙きままにこそうちかなはであることなれ。—、この上人の、大師のまねして定に入らるれば」〈撰集抄・七〉
しせん‐しゅう【私撰集】
個人が私的に編集した和歌・漢詩・連歌・俳諧などの集。特に、私撰和歌集をいう。⇔勅撰集。
しせん‐わかしゅう【私撰和歌集】
和歌の私撰集。「古今和歌六帖(こきんわかろくじょう)」「夫木和歌抄」など。⇔勅撰和歌集。