身(み)にな・る
1 からだや心のためになる。その人の役に立つ。「食べたものが—・る」「知識が—・る」 2 その人の立ち場に立って考える。「親の—・って心配する」 3 心からその人のことを思う。和歌では多く草木の...
みぶぎしでん【壬生義士伝】
浅田次郎の歴史小説。平成10年(1998)から平成12年(2000)にかけて「文芸春秋」誌に連載。新撰組隊士、吉村貫一郎を主人公とする。平成12年(2000)、第13回柴田錬三郎賞受賞。平成15...
みまわり‐ぐみ【見廻組】
幕末、江戸幕府が治安の乱れた京都市中の警備のために設置した部隊。新撰組とともに京都守護職に属し、尊攘・討幕派の取り締まりにあたった。
みや‐どころ【宮所/宮処】
1 皇居のある所。また、皇居。「藤原の—に幸(いでま)す」〈万・五〇・左注〉 2 神の鎮座する所。「松が根に浪(なみ)こす浦の—いつすみよしとあとをたれけん」〈続後撰・神祇〉
み‐よ【三世】
前世(ぜんせ)・現世(げんぜ)・後世(ごせ)。さんぜ。「折りつればたぶさにけがる立てながら—の仏に花たてまつる」〈後撰・春下〉
身(み)を尽(つ)く・す
自分のすべてをそのために捧げる。一身を捧げる。和歌では多く「澪標(みおつくし)」にかけて用いる。「わびぬれば今はたおなじ難波なる—・しても逢はむとぞ思ふ」〈後撰・恋四〉
みんし【明史】
中国の二十四史の一。明代の歴史を記したもので、清の世宗の勅命により、張廷玉らが「明史稿」を原本にして撰。60年を費し、1739年成立。本紀24巻、志75巻、表13巻、列伝220巻、目録4巻の全3...
みんしこう【明史稿】
中国の史書。清の王鴻緒が勅命によって撰。1723年成立。本紀19巻、志77巻、表9巻、列伝205巻の全310巻で、本紀は未完。勅定を経ないため稿と称される。
むつ・ける【憤ける】
[動カ下一][文]むつ・く[カ下二] 1 機嫌を損ねる。いきどおる。「我思はずと妹(いも)—・けたり」〈新撰六帖・五〉 2 からだが弱る。「なまぐさき風吹きかよひ、人の身にあたるといなや、—・け...
むね‐の‐けむり【胸の煙】
胸の火が燃えるときに出る煙の意で、胸の中の激しい思い。また、その思いがかなえられない苦しみのたとえ。「袖の浪—は誰も見よ君が浮名のたつぞ悲しき」〈新勅撰・恋五〉