どうじくん【童子訓】
江戸中期の教訓書。5巻。貝原益軒著。宝永7年(1710)刊。儒学の立場から、児童教育についての意見を述べたもの。和俗童子訓。益軒十訓の一。
どうとくてきしょうひんしゅう【道徳的小品集】
《原題、(イタリア)Operette morali》イタリアの詩人、レオパルディの散文集。1827年に初版刊行。邦題は「教訓的小品集」ともする。
の‐でっぽう【野鉄砲】
[名・形動ナリ] 1 目当てもなくむやみに鉄砲を撃つこと。「—打ちしも当たらねばこそあれ」〈浮・諸艶大鑑・五〉 2 でまかせを言うこと。また、そのようなさまや、その言葉。「土器坂(かはらけざか)...
はい‐かん【肺肝】
1 肺臓と肝臓。 2 心の奥底。「その教訓(おしえ)を—に印しとめて」〈露伴・いさなとり〉
はうた‐もの【端歌物】
1 「端歌2」に同じ。 2 薩摩琵琶(さつまびわ)の曲のうち、詞章が教訓的、宗教的色彩の強いもの。「武蔵野」など。
はしり‐もの【走り物】
1 「走り3」に同じ。「年の始めに—を用ひし習ひ故」〈嬉遊笑覧・一〇〉 2 「走り舞」に同じ。「—は、体を責めて木を折り置くがごとくに舞ふなり」〈教訓抄・七〉
ばらものがたり【薔薇物語】
《原題、(フランス)Roman de la Rose》中世フランスの教訓寓意詩。ギョーム=ド=ロリスによって1225〜1240年に書かれた第一部は宮廷趣味の恋愛作法を幻想的に描き、ジャン=ド=マ...
人(ひと)の行(い)く裏(うら)に道(みち)あり花(はな)の山(やま)
相場格言の一。利益を得るためには、他の市場参加者と逆の行動をとったり、注目を集めていないことに注目したりすべきという教訓のたとえ。
ヒトーパデーシャ【(梵)Hitopadeśa】
《有益な教訓の意》古代インドの説話集「パンチャタントラ」の異本の一。10世紀ごろ、ナーラーヤナ編。原本の5編を4編に改編し、独自の説話も追加されている。
ほぞ‐おち【臍落ち/蔕落ち】
《古くは「ほそおち」》 1 へその緒が落ちること。 2 果実が熟して自然に落ちること。また、その果実。 3 機が熟すること。また、物事が成就すること。「—するまで待ってはゐられぬ」〈浄・鎌倉実記...