すいへいせんじょうにて【水平線上にて】
中沢けいの小説。昭和60年(1985)刊行。同年、第7回野間文芸新人賞を受賞。
すばる【スバル/昴】
(スバル)文芸雑誌。明治42年(1909)1月創刊、大正2年(1913)12月廃刊。「明星」廃刊後、森鴎外を中心に石川啄木(いしかわたくぼく)・木下杢太郎(きのしたもくたろう)・吉井勇らが発刊...
せいしゅんでんでけでけでけ【青春デンデケデケデケ】
芦原すなおの小説。1960年代、ベンチャーズに憧れロックバンドを結成した高校生の青春を描く。平成2年(1990)、第27回文芸賞受賞。平成3年(1991)、第105回直木賞受賞。平成4年(199...
せい‐とう【青鞜】
《bluestocking 18世紀半ば、ロンドンのモンタギュー夫人らの催した文芸愛好家のサロンで、出席者の一婦人が青い靴下をはいていたところから》文芸趣味や学識のある女性のこと。 女流文芸...
せいふくしゃ【征服者】
《原題、(フランス)Les Conquérants》マルローの小説。1928年、文芸誌「新フランス評論(N.R.F.)」に発表。自らが現地で目撃した初期の中国革命を主題とする作品。
せつ‐げん【切言】
[名](スル) 1 相手のために熱心に説くこと。また、その言葉。「思いとどまるように—する」 2 きびしく言うこと。また、その言葉。「—すれば自然主義は必ずロマンチシズムを通過したものでなくては...
せりょうしつにて【施療室にて】
平林たい子の短編小説。昭和2年(1927)、雑誌「文芸戦線」に発表。自身の満州での出産と、生まれた赤ん坊の死に着想を得た作品。
セルジューク‐トルコ【Seljuk Turks】
トルコ系のイスラム王朝。族長セルジュークの孫トゥグリル=ベクが1038年に建国し、中央アジア・西南アジア一帯を領有。イラン・アラビア二文化の上に文芸・諸学が興隆したが、1157年以降の内紛により...
せんき【戦旗】
文芸雑誌。昭和3年(1928)5月創刊、昭和6年(1931)12月廃刊。全日本無産者芸術連盟(ナップ)の機関誌。小林多喜二・徳永直らの作品を掲載し、プロレタリア文学運動の中心となった。
せんごくらんせいのぶんがく【戦国乱世の文学】
杉浦明平による文芸評論。昭和40年(1965)刊。記録文学、おとぎ話、歌謡などさまざまなジャンルの作品を取り上げ、戦国時代の日本文学を俯瞰(ふかん)する。