だいちのこ【大地の子】
山崎豊子の小説。中国残留孤児の波乱に満ちた半生を描く。「文芸春秋」誌に昭和62年(1987)から平成3年(1991)にかけて連載。単行本は平成3年(1991)に全3巻で刊行。平成7年(1995)...
だいはち‐げいじゅつ【第八芸術】
文芸・音楽・絵画・演劇・建築・彫刻・舞踊に次いで、8番目に現れた芸術。映画、特に無声映画のこと。→第九芸術
だれだはなぞのをあらすものは【誰だ?花園を荒す者は!】
中村武羅夫の文芸評論。昭和3年(1928)「新潮」誌に発表。純文学という花園の文学的純粋性を、政治性をもって荒そうとするプロレタリア文学への危機感を表明している。
ダーク‐エージ【the Dark Ages】
1 暗黒時代。特にヨーロッパの中世前期、5〜10世紀をいうが、文芸復興期までの中世全体をさすこともある。→暗黒時代2 2 ⇒宇宙の暗黒時代
ちいさいももちゃん【ちいさいモモちゃん】
松谷みよ子による児童文学作品。挿絵は菊池貞雄。味の素株式会社の企業PR紙「奥様手帖」に「ちいちゃなモモちゃん」のタイトルで連載ののち、改題して昭和39年(1964)に刊行。第2回野間児童文芸賞、...
チェ‐ゲバラでん【チェ・ゲバラ伝】
三好徹による、革命家ゲバラの評伝。雑誌「文芸春秋」に「わがゲバラ伝」のタイトルで連載したのち、昭和46年(1971)に単行本刊行。平成10年(1998)と平成26年(2014)に増補版刊行。
ちゅうしんぐらとはなにか【忠臣蔵とは何か】
丸谷才一による文芸評論。昭和59年(1984)刊行。第38回野間文芸賞受賞。
ちょさく‐けん【著作権】
知的財産権の一。文芸・学術・美術・音楽の範囲に属する著作物をその著作者が独占的に支配して利益を受ける権利。著作物の複製・上演・演奏・放送・口述・上映・翻訳などの権利を含む。著作物が創作された時に...
ちょさく‐ぶつ【著作物】
著作者が著作したもの。特に、文芸・学術・美術・音楽などに関する思想・感情を創作的に表現したもの。
つまとわたし【妻と私】
江藤淳の随筆。副題「41年間連れ添った愛妻への鎮魂記」。平成11年(1999)「文芸春秋」誌に発表。著者の生前に発表された最後の作品。妻の癌(がん)発覚から死に至るまでの夫婦の日々を克明に描く。