いんべ【斎部/忌部】
《「いみべ」の音変化》姓氏の一。大和朝廷で中臣(なかとみ)氏と並んで祭祀(さいし)をつかさどった一族。平安初期に忌部を斎部と改称。いむべ。 [補説]「斎部/忌部」姓の人物斎部広成(いんべのひろなり)
さい【斎】
[名]仏語。 1 身心をつつしみ清浄を保つこと。斎戒。 2 僧が正午にとる食事。とき。斎食。 3 仏事法要のときの食事。とき。
[接尾]居室の名や文人などの雅号に付けて用いる。「自然—(=宗...
さい【斎〔齋〕】
[常用漢字] [音]サイ(呉)(漢) [訓]いみ いもい いつき いわい とき 1 神仏を祭るとき、心身を清める。ものいみ。「斎戒/潔斎」 2 祭事を行う。「斎主・斎場」 3 ものいみや読書など...
いつき‐の‐いん【斎院】
⇒さいいん(斎院)
さい‐いん【斎院】
平安時代、京都の賀茂神社に奉仕した未婚の内親王または女王。天皇即位ののち、卜定(ぼくじょう)によって選ばれた。いつきのみや。いつきのいん。→斎宮(さいぐう)
さい‐え【斎会】
1 僧尼を招いて斎食(さいじき)を施す法会。 2 神を祀る儀式。御斎会(ごさいえ)。
さい‐おう【斎王】
⇒斎皇女(いつきのみこ)
さい‐かい【斎戒】
[名](スル)祭りを執り行うなど、神聖な仕事に従う者が、飲食や行動を慎み、心身を清めること。物忌み。潔斎。「—して神事に就く」
さいかい‐もくよく【斎戒沐浴】
[名](スル)飲食や行動を慎み、からだを洗って心身のけがれを取ること。
さい‐かん【斎館】
神職などが神事に携わる前に心身を清めるためにこもる建物。神館(かんだち)。ものいみのたち。いみどの。