さま【様/方】
[名] 1 物事や人のありさま。ようす。状態。「雲のたなびく—が美しい」「物慣れた—に振る舞う」 2 姿かたち。かっこう。また、人の目に恥ずかしくない、それなりの形。→様になる 3 方法。手段...
たずか‐な・し【方便無し】
[形ク]「たずきなし」に同じ。「—・き雲居にひとりねをぞ泣くつばさ並べし友を恋ひつつ」〈源・須磨〉
た‐ずき【方便/活計】
《「手(た)付(つ)き」の意。「たつき」とも》 1 生活の手段。生計。「此地に善き世渡の—あらば」〈鴎外・舞姫〉 2 事をなすためのよりどころ。たより。よるべ。「言ふすべの—もなきは我が身なりけ...
た‐つき【方便】
⇒たずき(方便)
たずき‐な・し【方便無し】
[形ク]頼るものがない。よるべがない。また、方法がない。「この人の—・しと思ひたるを、もてなし助けつつ」〈源・夕顔〉
た‐どき【方便】
「たずき」に同じ。「立ちて居て—を知らにむら肝(きも)の心いさよひ」〈万・二〇九二〉
はこ‐ぶね【箱船/方舟】
1 四角い形の船。 2 ⇒ノアの方舟
はこぶねさくらまる【方舟さくら丸】
安部公房の長編小説。昭和59年(1984)刊。地下採石場跡の洞窟に核シェルターを作った男の悲喜劇を描く。
へ【辺/方】
[名] 1 そのものにごく近い場所、また、それへの方向を示す。近く。ほとり。あたり。「大君の—にこそ死なめ」〈続紀・聖武・歌謡〉 2 (多く「沖」と対句になって)海のほとり。うみべ。「沖見れば...
べ【辺/方】
[接尾]⇒へ(辺)