まんようしゅうしょう【万葉集抄】
平安末期の万葉集の注釈書。1巻。藤原盛方著か。万葉集の短歌169首、長歌3首、旋頭歌1首に、簡単な注を片仮名で施したもの。
「万葉集註釈」の異称。
ミイラ【(ポルトガル)mirra】
人間や動物の死体が腐敗せずに原形に近い状態を保っているもの。土地や空気の乾燥・寒冷などによる天然のものと、宗教上の理由から遺体の保存を望み、種々の防腐・保存処置を施して作る人工のものとがある。エ...
みずし‐だな【御厨子棚】
御厨子所にあった、食物を入れておく扉のついた棚。のちには美しい装飾を施して、身近に置き、器物・草子類など手回りの品を納めた。御厨子。
みみずく‐どぐう【木菟土偶】
土偶の一種。縄文時代の後期から晩期にかけて主に関東地方でつくられたもの。刻み目を施した隆帯で輪郭を縁取り、円盤で両目と口を表現した顔が、みみずくの顔に似ることからこう呼ばれる。埼玉県さいたま市岩...
みや‐ぼり【宮彫(り)】
神社・仏閣・宮殿などの欄間(らんま)や柱などに施した彫刻。「—師」
むらさきしきぶにっきえまき【紫式部日記絵巻】
鎌倉中期の絵巻。「紫式部日記」の本文を多少省略・変更した詞書(ことばがき)に、絵を施したもの。絵24段・詞書24段が残る。
めぐ・む【恵む/恤む】
[動マ五(四)] 1 気の毒に思って金品を与える。施し与える。「困っている人に金を—・む」 2 神仏や上に立つ者が人々に恩恵や慈悲を与える。いつくしむ。「道の中国つ御神は旅行きもし知らぬ君を—・...
メタ‐レンズ【meta-lens】
光に対し、負の屈折率をもつなど、天然物質とは異なる振る舞いを示すメタマテリアルでできたレンズ。半導体集積回路の製造に用いられる微細加工技術を応用し、ガラスなどにナノメートル程度の微細な構造のパタ...
メートル‐じゃく【メートル尺】
メートル法で目盛りを施した物差し。
モアレ【(フランス)moiré】
《「モワレ」とも》 1 木目や波紋模様を表した張りのある織物。また、その加工。タフタ・アセテートなどに施し、リボン・服地などに使われる。 2 幾何学的に規則正しく分布する点または線を重ね合わせる...