きょう‐いつ【驕佚/驕逸】
[名・形動]おごり高ぶって、ほしいままにすること。また、そのさま。「将軍及び大名等は早く既に人民の財産を奪掠して其—を資(たす)けたり」〈田口・日本開化小史〉
きょう‐がい【境界】
1 各人をとりまく境遇。境涯。「これまでの不安心な—を一歩離れて」〈鴎外・阿部一族〉 2 精神・感覚の働きによりもたらされる状態。境地。「恋とか愛とか云う—は既に通り越して」〈漱石・草枕〉 3 ...
きょう‐ねん【享年】
《天から享(う)けた年の意》人のこの世に生存していた年数。死んだときの年齢。行年(ぎょうねん)。「—八十」 [補説]「享年八十歳」は「年」と「歳」が重複するので「享年八十」でよいが、「享年四十歳...
きょく‐ろん【極論】
[名](スル) 1 極端な言い方や論じ方をすること。また、そのような議論。極言。「—すれば人間の歴史は徒労の歴史である」 2 徹底的に論じること。論じつくすこと。「既に二千三百年前に孟子墨楊の法...
くも‐かすみ【雲霞】
1 雲と霞。 2 「雲を霞(かすみ)と」に同じ。 3 軍勢などの多いこと。うんか。「既に、東武士ども、—の勢ひをたなびき上る由聞こゆれば」〈増鏡・むら時雨〉
けつ‐りょう【結了】
[名](スル)事がすべて終わること。終結。終了。「自分のなすべき凡(すべ)ての仕事が既に—して」〈漱石・こゝろ〉
げんかいさくげん‐ひよう【限界削減費用】
温室効果ガスの排出量を追加的に1トン削減するために必要な費用。地球温暖化対策の目標値の設定などで用いられる指標の一つ。MAC(marginal abatement cost)。 [補説]日本は、...
コンビニ‐コミック
主にコンビニエンスストアで売られている漫画本。多くは、既に単行本になっている作品を、簡素な装丁(そうてい)・造本(ぞうほん)で安価に再出版したもの。
さい‐こう【再校】
[名](スル) 1 印刷で、初校に次ぐ二度目の校正。また、その校正紙。二校。 2 二度目の校合。また、出版物を調べなおして再び出版すること。「此書は、既に英国並びに他国に博く行わるるものを—する...
さん‐しゅゆ【山茱萸】
ミズキ科の落葉小高木。葉は楕円形。樹皮ははげやすい。早春、葉より先に黄色の小花を密につける。実は熟すと赤くなり、漢方で滋養強壮薬とする。朝鮮半島・中国の原産で、庭木にする。《季 花=春 実=秋》...