こくど【国土】
東野辺薫の小説。昭和16年(1941)東京日日新聞の懸賞小説に入選、同年「サンデー毎日」誌に掲載された、著者のデビュー作。
しんじゅふじん【真珠夫人】
菊池寛の長編小説。大正9年(1920)大阪毎日新聞・東京日日新聞で連載。父の借金により船成金の老人のもとに嫁がされた瑠璃子が、恋人直也のため貞操を守りつつ、男たちを手玉にとって生きてゆくさまを描...
しんぷうれん【神風連】
《「じんぷうれん」とも》太田黒伴雄(おおたぐろともお)らを中心に、保守派の旧士族で結成された政治団体。復古主義を唱え、神風連の乱を起こした。敬神党。
十一谷義三郎の長編歴史小説。昭和7年(1...
じじしんぽう【時事新報】
明治15年(1882)福沢諭吉が創刊した日刊新聞。昭和11年(1936)「東京日日新聞」に併合、廃刊。昭和21年(1946)再刊したが、同30年「産業経済新聞」に併合、廃刊。
湯(とう)の盤銘(ばんめい)
《「礼記」大学から》殷(いん)の湯王が沐浴(もくよく)のたらいに刻んで座右の銘とした言葉。「苟(まこと)に日に新(あらた)にせば、日日に新に、また日に新なり」
なんごくたいへいき【南国太平記】
直木三十五の長編時代小説。幕末の薩摩藩、島津家で起きたお家騒動を題材とする。昭和5年(1930)から昭和6年(1931)にかけて、大阪毎日新聞、東京日日新聞に連載。単行本は昭和6年(1931)に...
にいがた‐にっぽう【新潟日報】
新潟日報社が発行する地方紙。同社の本社は新潟市にある。明治10年(1877)創刊の新潟新聞が昭和16年(1941)に新潟毎日新聞と合併し新潟日日新聞と改称。さらに翌昭和17年(1942)、長岡市...
にちにち‐そう【日日草】
キョウチクトウ科の一年草。高さ30〜60センチ。葉は長楕円形で、対生。夏から秋にかけ、紅紫色や白色の5弁花を開く。西インドの原産。日日花。《季 夏》
にほん‐しんはっけい【日本新八景】
昭和2年(1927)、鉄道省が東京日日新聞と共同で選定した日本の代表的景勝地。狩勝峠(かりかちとうげ)・十和田湖・華厳滝(けごんのたき)・上高地(かみこうち)・木曽川・室戸岬(むろとみさき)・別...
はるのしろ【春の城】
阿川弘之の処女長編小説。第二次大戦下を生きた一青年の青春を描く。昭和27年(1952)刊。同年、第4回読売文学賞受賞。
石牟礼道子による長編小説。島原の乱をテーマとする歴史大作。著者初の新聞...