よぐそ‐みねばり【夜糞峰榛】
カバノキ科の落葉高木。山地に自生。樹皮は黒みがかった赤土色ではがれやすく、冬緑油(とうりょくゆ)に似た匂いがし、葉は卵形で縁にぎざぎざがある。5月ごろ、尾状の雄花穂と、上向きの雌花穂とをつけ、果...
よこ‐なぐり【横殴り】
1 横の方から殴りつけること。横つらを殴りつけること。 2 風雨が横から強く吹きつけること。「—の雨に打たれる」 3 手荒くすること。乱暴にすること。「自分の啖を—に拭きとって」〈横光・春は馬車...
よ‐ごと【吉事】
よい事柄。めでたいこと。きちじ。「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ—」〈万・四五一六〉
よ‐ざ【四座】
1 室町時代、大和猿楽の4団体。結崎(ゆうざき)(観世)・外山(とび)(宝生(ほうしょう))・坂戸(さかど)(金剛)・円満井(えんまんい)(金春(こんぱる))の四つの座。江戸時代には喜多流を加え...
よ‐ざくら【夜桜】
1 夜見る桜の花。また、夜の花見。《季 春》「—やうらわかき月本郷に/波郷」 2 特に江戸吉原で、仲の町の通りに植えられた桜。竹垣で囲ってぼんぼりを立て、夜は灯を入れて遊客をさそったもの。「—は...
よしき‐がわ【宜寸川】
奈良市、春日山に源を発して東大寺南大門の前を流れ、佐保川に注ぐ川。
よしだ‐じんじゃ【吉田神社】
京都市左京区にある神社。祭神は健御賀豆知命(たけみかつちのみこと)ほか三神。貞観年間(859〜877)に奈良春日大社から勧請(かんじょう)して創建。室町末期、神官吉田兼倶(よしだかねとも)が吉田...
よしの‐しずか【吉野静】
ヒトリシズカの別名。《季 春》 [補説]曲名別項。→吉野静
よしゅく‐ぎれい【予祝儀礼】
農耕儀礼の一。新春の耕作開始に先立ち、主として小正月にその年の豊作を祈って行う前祝いの行事。田打ち正月・田遊びなどの類。予祝行事。
余喘(よぜん)を保(たも)・つ
やっと生き長らえている。また、滅びそうなものがかろうじて続いている。「岸本わずかに—・ち、菅また悄然(しょうぜん)」〈藤村・春〉