あけがらすゆめのあわゆき【明烏夢泡雪】
新内節。2巻。初世鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)作詞・作曲。安永元年(1772)成立。江戸三河島であった情死事件を、吉原の遊女浦里と春日屋時次郎の情話として脚色したもの。新内節の好評によって...
あけ‐の‐はる【明けの春】
年の始め。新春。新年を祝っていう語。《季 新年》「ほのぼのと鶴を夢見て—/紅葉」
あけび【通草/木通】
アケビ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉は長楕円形の小葉が5枚手のひら状につく複葉。春、淡紫色の雄花と雌花とが咲く。秋、長楕円形で淡紫色の実がなり、熟すと裂け、果肉は甘く食べられる。...
あげ‐ひばり【揚げ雲雀】
空高く舞い上がって鳴いているヒバリ。《季 春》「朝凪やただ一すぢに—/蓼太」 [補説]作品名別項。→揚げひばり
アゲラタム【(ラテン)Ageratum】
キク科の多年草。メキシコ原産で、日本では春まき一年草に用いられる。夏から秋にかけて、青紫色や白色などの小花を多数つける。
あこう【雀榕/赤秀】
クワ科の常緑高木。本州南西部の暖地に自生。幹の直径は1メートルに達し、周囲に気根を出す。葉は大きな長楕円形で、春に落葉してただちに新しい葉をつける。雌雄異株。春にイチジクに似た花をつける。あこぎ...
あさ・い【浅い】
[形][文]あさ・し[ク] 1 表面から底まで、また入り口から奥までの距離が短い。深さが少ない。「—・い池」「—・い鍋(なべ)」「—・い洞窟(どうくつ)」⇔深い。 2 物事の程度や分量、また、か...
あさ‐かげ【朝影】
1 朝日の光。「—にはるかに見れば山のはに残れる月もうれしかりけり」〈宇津保・春日詣〉 2 朝、水や鏡などに映った姿。「—見つつをとめらが手に取り持てるまそ鏡」〈万・四一九二〉 3 《朝日が人影...
あさ‐がすみ【朝霞】
[名]朝に立つ霞。《季 春》「茶を呑めと鳴子引なり—/一茶」 [枕] 1 八重に立ちこめ物がはっきり見えない意、また霞の立つ春の意から「八重」「ほのか」「春日(はるひ)」にかかる。「—ほのか...
あさくさ‐のり【浅草海苔】
1 ウシケノリ科の紅藻。アマノリ類の代表種。紅紫色で、冬から春にかけて生育する。食用として養殖。名は、江戸初期に浅草あたりの海辺からとれたからという。むらさきのり。 2 生のアマノリを刻み、枠に...