いり‐あい【入相】
1 日が山の端に入るころ。日の暮れるころ。たそがれ時。夕暮れ。「—の座敷に電灯の点(つ)いた時」〈鏡花・眉かくしの霊〉 2 「入相の鐘」の略。
いりあい‐の‐かね【入相の鐘】
日暮れ時に寺でつく鐘。また、その音。晩鐘。「智恩院の桜が—に散る春の夕べに」〈鴎外・高瀬舟〉
いり‐ごみ【入り込み】
《「いりこみ」とも》 1 雑多に入りまじること。また、その場所。いれこみ。「吉原土手の—に、惜しや姿を見失ひける」〈浮・御前義経記・四〉 2 混浴。いれこみ。「—に諏訪の涌湯(いでゆ)の夕間暮れ...
う
[助動][○|○|う|(う)|○|○]《推量の助動詞「む」の音変化》現代語では、五段活用動詞、形容詞、形容動詞、助動詞「たい」「ない」「だ」「です」「ます」「た」「ようだ」「そうだ」などの未然形...
ウオッチ【watch】
[名](スル) 1 携帯用の時計。腕時計・懐中時計など。「ストップ—」 2 注視すること。観察すること。「年の暮れの街を—する」 3 航海用語で、見張り。当直。
うぐいす【鶯】
1 スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥。全長は雄が約16センチ、雌が約14センチで、上面は緑褐色、腹部が白く、淡色の眉斑(びはん)がある。東アジアに分布。日本では夏は山地の低木林で繁殖し、冬は平地...
うじ【宇治】
京都府南部の市。宇治川が流れ、奈良と結ぶ渡河地として早くから開けた。平安時代から貴族の別荘地で、源氏物語の舞台。宇治茶の産地。平等院・黄檗山(おうばくさん)万福寺などがある。古くは「菟道」とも...
うす‐ぐれ【薄暮れ】
夕方、薄暗くなる時分。薄暮(はくぼ)。夕暮れ。
うず・む【埋む】
[動マ五(四)] 1 うずめる。うめる。「(煙草盆ニ)火が—・んであって」〈梶井・城のある町にて〉 「山はくづれて河を—・み」〈方丈記〉 2 気をめいらせる。物思いに沈ませる。「思ひやるながめ...
うそ‐さむ・い【うそ寒い】
[形][文]うそさむ・し[ク] 1 なんとなく寒い感じである。うすら寒い。うす寒い。「—・い秋の夕暮れ」 2 心が冷え冷えとするさま。心が寒気を感じるさま。うすら寒い。うす寒い。「灰白色の揺動く...