さ‐ぼ・す【曝す】
[動サ五(四)]風にさらす。さらして乾かす。「脱ぎ捨てた着物を—・して呉れたりした」〈漱石・彼岸過迄〉
さらけ‐だ・す【曝け出す】
[動サ五(四)] 1 隠すところなく、すべてを現す。ありのままを見せる。「内情を—・す」「弱点を—・す」 2 追い出す。「おらあ女房を—・してしまって」〈滑・膝栗毛・発端〉
さら・ける【曝ける】
[動カ下一]隠さずにすっかり見せる。「妾(わた)くしの楽屋を悉皆(すっかり)—・けて御覧に入れます」〈魯庵・社会百面相〉
さらし【晒し/曝し】
1 さらすこと。さらしたもの。「雨—」「恥—」 2 漂白した麻布または綿布。晒し布。特に、晒し木綿。《季 夏》「川風に水打ちながす—かな/太祇」 3 江戸時代の刑罰の一。縛った罪人、または斬...
さらし‐たんまつもんだい【晒し端末問題】
無線通信で、近隣の機器が自分とは別の相手と通信しているとき、信号の干渉を防ぐために、自分の相手に向ける信号を抑制してしまい、信号が正しく送信できなくなる現象。
さら・す【晒す/曝す】
[動サ五(四)] 1 日光・風に当てて干す。「布団を日に—・す」 2 風雨や日光の当たるままにしておく。「風雨に—・された石仏」 3 布などを水洗いしたり日光に当てたり、または薬品を用いたりして...
さ・る【曝る】
[動ラ四]「曝(さ)れる」に同じ。「一つの髑髏有り。久しきを歴(へ)て日に—・りたるも」〈霊異記・下〉 [動ラ下二]「さ(曝)れる」の文語形。
され‐がい【曝れ貝】
潮水や風雨にさらされた貝。「潮の—、うつせ貝」〈浄・振袖始〉
され‐まつ【曝れ松】
丈が低く、枝葉が茂り、古木のように見える松。盆栽にする。天目松(てんもくまつ)。
さ・れる【曝れる】
[動ラ下一][文]さ・る[ラ下二]長い間、風雨や太陽にさらされて、色あせたり朽ちたりする。「動物の骸骨でも見るように白く—・れていた」〈藤村・嵐〉