きょく‐じん【曲尽】
[名](スル)ことこまかに事情を説きつくすこと。「師宣(もろのぶ)を生んだ元禄の人情を—している」〈芥川・芭蕉雑記〉
きょく‐すい【曲水】
1 曲がりくねって流れる小川。 2 「曲水の宴」の略。《季 春》「—の詩や盃に遅れたる/子規」 [補説]書名別項。→曲水
きょくすい【曲水】
日本の俳句雑誌。大正5年(1916)、渡辺水巴の主宰により創刊。水巴没後は妻桂子、次女恭子が主宰を引き継ぎ、平成24年(2012)に終刊。
きょくすい‐の‐えん【曲水の宴】
昔、宮中や貴族の屋敷で陰暦3月3日に行われた年中行事の一。庭園の曲水に沿って参会者が座り、上流から流される杯が自分の前を通り過ぎないうちに詩歌をよみ、杯を手に取って酒を飲んでから杯を次へ流すとい...
ごくすい‐の‐えん【曲水の宴】
⇒きょくすいのえん(曲水の宴)
きょく‐せつ【曲折】
[名](スル) 1 曲がりくねること。折れ曲がること。「人通りの少ない夜寒の小路を—して」〈漱石・こゝろ〉 2 物事がさまざまに入り組んで変化をすること。また、込み入った事情。「—を経る」「紆余...
きょく‐せつ【曲節】
1 楽曲の節(ふし)。節回し。曲調。 2 曲がっていたり節があったりすること。心や行動がねじ曲がっていること。「心に—あり、人の為にあしき人は…始終あしき也」〈正法眼蔵随聞記・四〉
きょく‐せつ【曲説】
[名](スル)事実を曲げて説明すること。また、その説明。「発言内容を—した記事」
きょく‐せん【曲先】
歌謡曲など、歌詞のある楽曲を制作する際に、作詞より先に作曲を行うこと。⇔詞先。
きょく‐せん【曲線】
角がなく、連続的に曲がっている線。カーブ。「ゆるやかに—を描く」