しょ‐いん【書院】
《中国で、昔、講学所のこと》 1 ⇒付(つけ)書院 2 書斎。もとは寺院の僧侶の私室をいい、室町時代以降、武家・公家の邸の居間兼書斎の称となった。 3 書院造りにした座敷。武家では儀式や接客に用...
しょ‐えん【書院】
⇒しょいん(書院)
しょいん‐がまえ【書院構え】
「付(つけ)書院」に同じ。
しょいん‐し【書院紙】
美濃紙の異称。書院造りの明かり障子に用いたところからいう。
しょいん‐だな【書院棚】
⇒付(つけ)書院
しょいん‐づくり【書院造(り)】
室町時代に始まり桃山時代に完成した武家住宅の様式。基本として座敷に、床の間・違い棚・付(つけ)書院・帳台構えを設備するもの。銀閣寺(慈照寺)の足利義政の書斎であった東求堂同仁斎は、ほぼその形式が...
しょいん‐どこ【書院床】
⇒付(つけ)書院
しょいん‐ばん【書院番】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、江戸城の警護、将軍外出時の護衛などの任にあたった。初め4組、のち10組程度で、各組に番頭(ばんがしら)・組頭・組衆・与力・同心を置いた。御書院番。
しょいん‐まど【書院窓】
付(つけ)書院に設けた窓。明かり障子を立てる。