なごり‐の‐おり【名残の折】
連歌・連句を書きつける懐紙の最後の一折。百韻では4枚目、歌仙・五十韻では2枚目についていう。名残。→初折
なごり‐の‐つき【名残の月】
1 夜明け方の空に残る月。有り明けの月。残月。 2 《その年の最後の観月となるところから》陰暦九月十三夜の月。十三夜。後の月。《季 秋》
なごりび【名残り火】
藤原伊織によるハードボイルド小説。平成19年(2007)、著者の没後に刊行された最後の長編。平成11年(1999)刊行の「てのひらの闇」の続編にあたる。
なし‐と・げる【成し遂げる/為し遂げる】
[動ガ下一][文]なしと・ぐ[ガ下二]物事を最後までやりとげる。また、みごとにやってのける。「研究を—・げる」「新記録樹立の快挙を—・げる」
七度(ななたび)尋(たず)ねて人(ひと)を疑(うたが)え
物が見当たらないときなどは、よく探したうえで最後に他人を疑え。軽々しく人を疑ってはいけないということ。
ならく【奈落/那落/捺落】
《(梵)narakaの音写「奈落迦」の転》 1 地獄。また、地獄に落ちること。「—の苦しみを味わう」 2 物事の最後の所。どん底。特に、これ以上はない、ひどい境遇。「—に沈む」 3 (奈落)劇場...
なん‐じん【南人】
1 南部に住む人。南方の人。 2 中国の金・元代、滅亡した宋の支配下にあった住民の呼称。特に元代には、元に最後に服属した南宋の住民をさし、最も冷遇された。
にげ‐おお・せる【逃げ果せる】
[動サ下一][文]にげおほ・す[サ下二]最後まで逃げきる。「警察の追跡からはとても—・せない」
にげ‐き・る【逃(げ)切る】
[動ラ五(四)] 1 最後まで追いつかれないで逃げ終える。「鹿がハンターから—・る」 2 競技などで、相手に追いつかれないで、うまく勝つ。「先行馬が—・る」「五対四で—・る」
にげ‐とお・す【逃(げ)通す】
[動サ五(四)]最後まで追いつかれずにうまく逃げる。逃げ切る。