もも‐とり【百鳥】
多くの鳥。種々の鳥。「遠近(おちこち)に唄う—の声が」〈木下尚江・良人の自白〉
もも‐の‐ゆみ【桃の弓】
桃の木で作った弓。追儺(ついな)で、鬼を射るのに用いた。
もも‐ひき【股引】
1 脚にぴったりする、保温・防寒用のズボン下。《季 冬》 2 脚に合わせて仕立て、腰と足首とをひもで締める形にした木綿地の仕事着。江戸末期から、半纏(はんてん)・腹掛けとともに職人の常用着。絹地...
ももやま【桃山】
京都市伏見区の地名。宇治川の北岸に位置する。豊臣秀吉が伏見城を築き、その跡一帯に桃の木を植えたのでこの名があるという。桓武・明治両天皇陵がある。
も‐や【母屋/身屋/身舎】
1 寝殿造りで、庇(ひさし)に対し、家屋の主体をなす部分。 2 離れ・物置などに対し、住居として用いる家。おもや。本屋(ほんや)。 3 棟木(むなぎ)・軒桁(のきげた)に平行し、垂木(たるき)を...
もや‐くや
[副](スル) 1 むしゃくしゃするさま。「さまざまの妄想が、狭い胸の中で、— —煮えくり返る」〈左千夫・隣の嫁〉 2 ごたごたするさま。「何か—する中へ、ちょっとお邪魔と出かけたが」〈伎・御...
もや‐く・る
[動ラ四]「もやつく」に同じ。「気も—・って蒸暑き材木納屋に立ち隠れ」〈浄・今宮の心中〉
も‐よう【模様】
1 織物・染め物・工芸品などに装飾として施す種々の絵や形。また、ものの表面にあらわれた図形。文(あや)。文様。「美しい—の木目」「幾何学的な—」 2 物事のありさま。ようすや経過。「現場から事件...
モラ【mola】
《「モーラ」とも》カリブ海のサンブラス諸島に住むクーナ族の女性が着る、抽象的な図柄のあるブラウス。また、その図柄。モチーフは人間・動物・鳥・魚・草木などで、何色もの鮮やかな色の布を重ねて、柄に合...
もり【森/杜】
1 樹木がこんもりと生い茂った所。「—の都」 2 神社がある神域の木立。「鎮守の—」