さかい‐だんつう【堺段通】
江戸末期、堺付近で産した段通。糸物商藤本荘左衛門が中国の段通をまねて始めた。
さかい‐りゅう【堺流】
1 茶道の流派の一。堺の茶匠武野紹鴎(たけのじょうおう)を開祖とし、室町末期に成立。紹鴎流。 2 和様書道の流派の一。堺に居を構えた牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)が創始。
さか‐やき【月代】
1 古代以後、成人男子が常に冠や烏帽子(えぼし)をかぶったためにすれて抜け上がった前額部。つきしろ。つきびたい。 2 中世末期以後、成人男子が前額部から頭上にかけて髪をそり上げたこと。また、その部分。
さが‐やき【嵯峨焼】
江戸末期、京都の嵯峨地方から産出した陶器。
さつま‐ガラス【薩摩ガラス】
江戸末期に薩摩藩で製作されたガラス。紅ビードロとよばれる色ガラスや、カットして模様を表す薩摩切り子などがある。
さつま‐ばん【薩摩版】
室町時代から江戸初期にかけて薩摩で出版された書籍。江戸末期にも若干の刊行があった。
さつま‐びわ【薩摩琵琶】
室町末期、薩摩で発生した琵琶音楽、およびそれに用いる楽器。勇壮な歌詞、悲壮な曲風のものが多い。普通は4弦4柱(じゅう)の楽器をひざの上に斜めに立て、扇形に大きく開いた大形の撥(ばち)で弾く。現在...
さつま‐やき【薩摩焼】
鹿児島県薩摩・大隅地方に産する陶磁器の総称。文禄の役後、島津義弘が朝鮮から伴ってきた陶工によって始められた。俗に白薩摩・黒薩摩とよばれる白釉(はくゆう)地のものと黒釉地のものとがあり、作風も多様...
さど‐おけさ【佐渡おけさ】
新潟県の民謡で、佐渡島の盆踊り歌。九州のハイヤ節が日本海沿岸を上って佐渡に伝えられ、変化したもの。大正末期以降、全国に広まった。
サルト【Salt】
ヨルダン北西部の都市。周辺は肥沃な農業地帯として知られる。オスマン帝国時代末期に栄え、当時の石造りの街並みが今も残る。2021年、「サルト — 寛容と都会的ホスピタリティの場所」の名称で世界遺産...